嘘の病気を演じて“兵役逃れ”を図り、有罪判決を受けた韓国俳優が入隊へ「言える言葉はこれしかない」

2023年08月28日 話題 #兵役

“兵役逃れ”の疑いを認め、活動を自粛していた俳優ソン・ドクホが入隊する。

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8月28日、所属事務所BISTUSエンターテインメントの関係者は本サイト提携メディア『OSEN』に、「ソン・ドクホが今日(8月28日)午後に入隊する。江原道の訓練所に入隊し、陸軍現役で軍服務を履行する予定だ」と公式立場を明らかにした。

1993年生まれのソン・ドクホは、2018年に映画『バーニング劇場版』でデビューした俳優だ。最近ではNetflixオリジナルの『D.P.-脱走兵追跡官-』『未成年裁判』などにも出演した。

彼は20歳だった2013年に兵務庁の身体検査で現役兵入隊対象の「3級判定」を受け、兵役義務を履行しなければならない状況だった。しかし数回にわたって入隊を延期し、2022年5月に痙攣性の疾患で「4級判定」(現役兵として入隊するのではなく、“社会服務要員”として区役所など公的機関で勤務する)を受けた。

(写真提供=OSEN)ソン・ドクホ

しかしその後、同年夏にソン・ドクホが“兵役ブローカー”であるク氏と共謀し、虚偽のてんかん診断を受けて兵役逃れを試みたことが明らかになった。

所属事務所はソン・ドクホが不当な方法で4級判定を受けたことを認め謝罪した。またソン・ドクホは出演を控えていたドラマ『有益な詐欺』(原題)から降板して自粛した。

そして兵役法違反の疑い裁判にかけられたソン・ドクホは、懲役1年、執行猶予2年、社会奉仕80時間を宣告された。控訴することなく1審の宣告を受け入れ、陸軍現役で入隊することになった。

これと関連してソン・ドクホは8月28日未明、SNSに文章を投稿した。

彼は「私のせいで再び不便を与える可能性があると思い、たくさん悩んだが、自分の行動が本当に間違っており、誰かにとっては傷になることだったということをもう一度告白し、謝罪するためにこの文章を書くことになった」と伝えた。

続けて「文章を書いて消してと繰り返してみても、私が言える言葉はこれしかないと思う。申し訳ありません」とし、「これから生きていきながら自分の過ちを胸に深く刻み、一生贖罪しながら生きていく」と強調した。

自らの過ちを謝罪し、入隊することになったソン・ドクホだが、今後も険しい道のりが続くことが予想される。

ソン・ドクホの文章全文は、以下の通り。

こんにちは。ソン・ドクホです。

私のせいで再び不便を与える可能性があると思い、たくさん悩みましたが、自分の行動が本当に間違っており、誰かにとっては傷になることだったということをもう一度告白し、謝罪するためにこの文章を書くことになりました。

文章を書いて消してと繰り返してみても、私が言える言葉はこれしかないと思います。申し訳ありません。

2020年の個人史を口実に、正しくない選択をすることになりました。私の誤った選択によって大きな傷を負ったてんかんの患者さんと患者さんの家族、今この瞬間にも国を守るために苦労している大韓民国の陸軍将兵の方々、そして私一人のせいで多くの困難を経験した様々な作品のすべての関係者の方々に、心より頭を下げて謝罪いたします。

これから生きていきながら自分の過ちを胸に深く刻み、一生贖罪しながら生きていきます。もう一度、皆様に心から申し訳ございません。

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