父親が有名アーティスト!華やかなDNAを受け継いだ“歌手2世”のK-POPアイドルに注目

2023年08月17日 K-POP #RIIZE

血は争えない。父親そっくりの華やかなDNAを受け継いだ“歌手2世”たちが次々とK-POP界に登場し、存在感を増している。

【注目】芸能界で相次ぐ“家族リスク”…アイドルが「迷惑な父」を告白

1980~1990年代を風靡した歌手のパク・ナムジョン、シム・シン、ユンサンの子供たちが父親に劣らない優れた実力で、大衆を魅了したりデビューを準備したりしている。

「誰々の娘・息子」として注目を集めた彼らがK-POPアイドルに成長し、逆に父親を「誰々の父親」と呼ばせるような珍しい現象も起こっている。

“歌手2世”のK-POPアイドルたち

歌手ユンサンと女優シム・ヘジンの息子、イ・チャンヨンがデビューを控えている。SMエンターテインメントの新ボーイグループ「RIIZE」のメンバーで、活動名はANTONだ。

(写真提供=SMエンターテインメント)RIIZE・ANTON

RIIZEはSMエンターテインメントがNCT以来、約7年ぶりにローンチする新しいボーイズグループで、来る9月4日に初のシングルアルバム『Get A Guitar』をリリースしてデビューする。

2003年生まれのANTONは今年20歳。2018年のバラエティ番組『シングルワイフ・シーズン2』(原題、SBS)に出演し、優れたルックスで注目を集めたことも。10年近く水泳選手の生活を続けてきた彼は、歌手に進路を転向してからはSMの練習生として過ごしてきた。

“ユンサンの息子”という修飾語だけにプレッシャーも大きいだろうが、すでに公開されたティーザー写真と映像だけでも「理想のアイドル」という反応を得ており、今後の活躍に対する期待が高い。

(写真提供=SMエンターテインメント)RIIZE・ANTON
(写真=ユンサンSNS)父ユンサン(右)とANTON

そもそも「誰々の子供」という特徴が“レッテル”になるか“推進力”になるかは、最終的に自分の力量にかかっている。

たった一度の注目さえ難しいK-POPアイドルグループの現実のなかで、有利なスタートラインに立つだけに、「芸能人の子供」に対する大衆の視線は厳しくならざるを得ない。反面、成功すれば「誰々の父親」と逆に呼ばせることもできる。

1980年代を代表する男性ダンス歌手として活躍したパク・ナムジョンの娘、(パク・)シウンは2020年11月にガールズグループ「STAYC」のメインボーカルとしてデビューした。

彼女は父親にそっくりなダンスの実力はもちろん、卓越したライブの実力で話題を集め、人気の中心に立った。過去にバラエティ番組『スタージュニアショー』(原題、SBS)でパク・ナムジョンの娘として出演し、強い印象を残したシウンは、ドラマ『六龍が飛ぶ』『30だけど17です』『サンガプ屋台』に出演するなど、歌手デビュー直前まで子役としても活躍したりした。

STAYC・シウン

パク・ナムジョンをよく知らない若者世代にとっては、パク・ナムジョンがむしろ「シウンの父親」と呼ばれている。

8月16日に行われたSTAYCの3rdミニアルバム発売記念メディアショーケースでシウンは、「私もパパもお互いを誇りに思っている」とし、「パパがラジオや放送で“今はシウンのパパと呼ばれる”と話して、私を自慢していた。お互いに気持ちの良い影響を受けているようだ」と喜びを表した。

(写真提供=OSEN)パク・ナムジョン

1990年代のヒット曲『You Are The Only One』『欲張り』などで人気を集めた歌手シム・シンの娘も、最近ガールズグループとしてデビューした。

4人組ガールズグループ「KISS OF LIFE」のメンバーとして、活動名「ベル」でデビューしたシム・シンの娘シム・ヘウォンは、デビュー前からLE SSERAFIMの1stフルアルバム『UNFORGIVEN』の作詞・作曲に参加するなど音楽的才能を見せ、“実力派アイドル”として注目されている。

(写真提供=S2エンターテインメント)KISS OF LIFE・ベル

ベルは8月5日に開かれたデビュー記念ショーケースで、「父親が普段から音楽的な悩みを一緒にしてくれ、私がデモを作って送ればフィードバックもしてくれる」とし、「私が歌手としてデビューしてとても喜んだ。これからは歌手対歌手として、父親と新しく面白い作業ができたらと思う」と話した。

とあるK-POP関係者は、「最近デビューする歌手2世のアイドルメンバーは、誰かの子供だということを広報手段として使わず、芸名を使うなどの特徴がある」とし、「過去にはそっくりなビジュアルを前面に押し出す傾向が強かったとすれば、第4世代アイドルグループとしてデビューした2世たちは、メインボーカルのポジションだったり、デビューから作詞・作曲の実力をアピールしたりと、実力をアピールしようとする努力が目立つ」と分析した。

今後も“歌手2世”のK-POPアイドルが増えていくのか、注目したい。

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