準強姦容疑の韓流スターに懲役3年が求刑される…現場には日本人ファンの姿も

2019年11月22日 話題

「世界で一番素敵な父親になってみたかった…。後悔し、さらに後悔します…」

準強姦容疑で拘束起訴された俳優カン・ジファン(本名チョ・テギュ・42)が後悔の涙を流した。

しかし検察は、彼に懲役3年を求刑した。

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11月21日午後、水原(スウォン)地方裁判所・城南(ソンナム)支部刑事1部(チェ・チャンフン部長判事)は、性的暴行・セクハラ容疑(性暴行犯罪の処罰などに関する特例法上の準強姦容疑)で起訴されたカン・ジファンの結審公判を行った。

検察はこの日、カン・ジファンに懲役3年を求刑した。また性暴力の治療プログラム履修命令と個人情報開示制限、就業制限命令5年を裁判所に要請した。

カン・ジファンは去る7月9日、京畿道の自宅で、撮影を担う外注スタッフ2人と酒を飲み、彼女らが寝ていた部屋に入って1人に性的暴行を加え、もう1人にセクハラした容疑で拘束された。

カン・ジファンは11月4日に開かれた第3回公判で、すべての容疑を認めていた当初の立場を翻した。カン・ジファンの弁護人は、被害者1人に対する強制わいせつ部分については、「心神喪失の陳述に疑問符がつく」と容疑を否認している旨の立場を明らかにした。

これによりこの日の裁判は、強制わいせつの被害女性が事件当時、「心身喪失状態」だったかどうかが争点となった。同日行われた被害女性の証人尋問は、被害女性のプライバシー侵害を懸念して非公開で進行された。

続いて行われた最終弁論でカン・ジファン側の弁護人は、「自分で招いたことだが、(被告人は)痛切な自責と苦痛を感じている。事件当時、無理な撮影スケジュールと睡眠不足、長期間のダイエット、飲酒によって、状況を記憶さえできずにいる。芸能人としていつも謙虚な姿勢を見せてきた被告人だけに、痛ましさが大きい」と述べた。

また被告人カン・ジファンが有名芸能人という理由で、メディアの関心が集中し、推測性の報道に悩まされたとし、「犯行を計画したというのは真実ではない。監視カメラと証拠を通じて、裁判所が判断してくれると願う」と述べ、「瞬間的なミスを犯した被告人を哀れむ心で見てほしい」と付け加えて弁論を終えた。

カン・ジファンが語ったこと

短い髪にやつれた顔で裁判に出ていたカン・ジファンは、「容疑について聞いて言葉が詰まった。薬物や監禁容疑など、衝撃的なニュースで我に返ることができなかった」と、当時の心境を伝えた。

続いて「たった一日前にも私はいつもと変わらず、カメラの前で撮影した。その場に立つために20年という時間がかかった。大変だっただけに、長い間その場所にいたかった」と涙を流し、しばらく言葉を詰まらせた。

カン・ジファンは「千万人の観客を動員した作品の主人公になってみたかったし、授賞式で感謝の言葉を言ってみたかった。素敵な家庭も築き、世界で一番素敵な父親にもなってみたかった。もう少し努力すれば、私は夢見てきたすべての人生を達成することができると考えた」と話した。

「しかし他の誰でもなく私自身がすべてを台無しにした。信じられない現実に、自分自身が恨めしかった。瞬間的な失敗が、あまりにも多くの方々に大きな苦痛を与えてしまったという事実に、人生を放棄してしまいたいと思うほど辛く大変だった」

最後にカン・ジファンは、「もし少しだけでもあの日に戻ることができれば、お願いだから酒を飲むのをやめろと言いたい」と震える声で事件当日を後悔する心境を伝え、「どんな弁明もできない自分自身が許せず、申し訳ない。後悔して、さらに後悔する」と述べて席に座った。

この日の裁判の現場には、少数の日本ファンも訪れ、カン・ジファンが求刑される姿を見守った。カン・ジファンが弁論中に涙を流すと、目頭を熱くする人もいた。

判決宣告は、12月5日午前10時に行われる。

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