WINNER出身の歌手ナム・テヒョン(29)が近況を伝えた。
YouTubeチャンネル「kizzle」には7月24日、「“すべてを後悔しています”ナム・テヒョンを救ってくれた麻薬中毒相談士」という動画が公開された。
動画に登場した、薬物中毒リハビリセンター「DARC」を運営しているチェ・ジンムクカウンセラーは「重要なのは人の思考方式と生活方式だ。それが変わらなければ麻薬をやめられない。ここは麻薬をやめに来るのではなく、人になろうとして来るところだ」と説明した。
チェ氏が出会った人物は、ナム・テヒョンだった。ナム・テヒョンは「最近、仁川(インチョン)のDARCに入って頑張ってリハビリしており、これからどう生きていくか、そんな計画もしながら過ごしている」と近況を伝えた。
チェ氏はナム・テヒョンとの縁について、「回復講師として教育をしていたとき、ナム・テヒョンから携帯メールを受けた。メール内容をコピーしてもう一度送ってきたので、“この人は本当に切実なんだな”と感じた。そうして縁ができた」と話した。
ナム・テヒョンは自分が麻薬に手を出すようになった過程を明らかにした。彼は「精神科の処方薬のようなものを10年ほど飲んでいたのだが、そうするうちにだんだん警戒心が鈍くなった。そんな時、私も流されて(麻薬を)使うようになった」と述べた。
ナム・テヒョンは「生活パターンが大きく変わった。一人暮らしをしていたときは、ただ寝たいときに寝て起きて、お酒が飲みたいときに飲んでいたが、ここ(リハビリセンター)では全部だめだ。夜23時就寝、朝8時に起床だ。飲酒も絶対にだめだ。だから生活パターンが良くなったようだ。精神も清らかになった」と述べた。
続けて「人々が守って生きていく規律を破ったことに対する申し訳ない気持ちもあり、罪悪感もたくさんある。そんな悪い影響を及ぼしたということ自体が非常に恥ずかしく、申し訳ない気持ちが大きい」と伝えた。
ナム・テヒョンは麻薬を絶対にしてはならないとも強調した。彼は「もちろん人なので当然、好奇心が湧いて気になるだろう。好奇心を持つな。“スーパーマンになるみたい”など、そんな気持ち、ひとつもない。本当に悲惨な経験になるだろう」と話した。
最後に「ただ一度の好奇心が本人のすべてを奪いかねないので、絶対に好奇心も持たないようにと伝えたい」と強調した。
1994年5月10日生まれのナム・テヒョンは、2014年にボーイズグループ・WINNERのメンバーとしてデビュー。2年後にグループを脱退し、以降はバンド「South Club」を率いて活動していた。
昨年8月、チャンネルAのバラエティ番組『ハートシグナル』シーズン3に出演して話題を集めたインフルエンサーのソ・ミンジェが、自身のSNSに「ナム・テヒョンがヒロポンをした。私の部屋か会社のキャビネットに、使った注射器がある。そして私を殴った」などと書き、2人の麻薬疑惑が浮上した。
その後、2人は恋人同士の痴話げんかだったと釈明したが、ソウル龍山(ヨンサン)警察署は2人を麻薬類管理法違反疑惑で立件。現在、裁判が進行中だ。
■麻薬・二股・飲酒運転の三冠王に…ナム・テヒョン、“自縄自縛の7年”
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