K-POPガールズグループ・FIFTY FIFTYと所属事務所ATTRAKTの専属契約紛争が進行しているなかで、今度は韓国音楽著作権協会が乗り出した。
【写真】FIFTY FIFTY、米ビルボードで過去最高記録を更新
FIFTY FIFTYの大ヒット曲『Cupid』の著作権問題を認知し、著作権料の支給に保留措置を取ったのだ。
韓国音楽著作権協会の関係者は7月18日、本サイト提携メディア『OSEN』に「ATTRAKTが7月14日に著作権料支給保留申請書を提出し、協会で検討して議論した結果、著作権料の支給保留措置を取ることに決めた」と明らかにした。
通常、毎月23日に著作権料を支給するが、“FIFTY FIFTY事態”の深刻さが大きいだけに、いち早く内容を検討して決定を下したのだ。『Cupid』に対する著作権料支給保留措置は、今月から適用される。
今年2月に発売された『Cupid』は、米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」と英オフィシャルチャートなどに上がり、グローバル音楽市場で注目を集めた曲だ。
FIFTY FIFTYは同曲を通じて新人ガールズグループとしては異例の成果を収め、韓国音源サイトでもチャート上位圏でロングランしている。
しかし韓国音楽著作権協会側は、ひとまずATTRAKTの著作権料支給保留申請を受け入れた。ATTRAKT側が提出した『Cupid』関連の法的紛争内容を綿密に検討し、調査した結果だった。
ATTRAKTはFIFTY FIFTYのメンバーたちと専属契約紛争を経験しているなかで、外部勢力によるメンバー強奪疑惑を提起した。ATTRAKTが指定した外部勢力とは、業務(用役)契約を結んでFIFTY FIFTYプロジェクトを一緒に進めてきた株式会社The Giversだった。
The Giversのアン・ソンイル代表は、FIFTY FIFTYのプロデューサーである“SIAHN”で、『Cupid』の作業にも参加した。ATTRAKTとThe Giversは『Cupid』に関しても著作権紛争を起こした経緯がある。先立って、とあるメディアはアン・ソンイル代表が『Cupid』の持分95%を所有したと報じた。
『Cupid』は、スウェーデン音楽学校の学生たちが作った曲をアン・ソンイル代表がK-POPに編曲しており、著作権の持分は「アン・ソンイル(SIAHN)」28.65%、「B氏」4.00%、「ソン・ジャギョン(FIFTY FIFTY・キナ)」0.5%、「The Givers」66.85%で構成された。アン・ソンイルはスウェーデンの学生たちに9000ドル(約125万円)を支払い、著作権を譲り受けたとされる。
FIFTY FIFTYの所属事務所であるATTRAKTが知らないうちに、著作権の購入が終わったと見られており、著作権協会にスウェーデン作曲家3人の自筆サインを偽造し、持分変更確認書を提出したという疑惑まで提起され、議論が起きている状況だ。
なおFIFTY FIFTYは、キナ(2002年生まれ)、セナ(2004年生まれ)、シオ(2004年生まれ)、アラン(2004年生まれ)の4人で構成されたガールズグループで、全員が韓国出身だ。
2022年11月にアルバム『THE FIFTY』でデビュー。2023年2月に1stシングルアルバム『The Beginning: Cupid』をリリースし、そのタイトル曲『Cupid』が米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」に9週連続で名を連ね、同チャートにおける歴代K-POPガールズグループの最長期間チャートイン記録を更新した。
(記事提供=OSEN)
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