活動中断が悔やまれる…FIFTY FIFTY、米ビルボードで韓国ガールズグループの過去最高記録を再び更新

2023年07月06日 K-POP #FIFTY FIFTY

所属事務所との対立で活動が止まったK-POPガールズグループFIFTY FIFTYが、皮肉にも米ビルボードで記録を更新中だ。

【写真】奇跡のガールズグループ、FIFTY FIFTYとは?

公開された米ビルボードの最新チャート(7月8日付)によると、FIFTY FIFTYの『Cupid』がメインシングルチャート「HOT100」で先週に続き、24位を記録した。

これで『Cupid』は、「HOT100」に15週連続チャートインを達成。BLACKPINKが持っていた歴代K-POPガールズグループの連続チャートイン記録(8週連続)を大きく超え、高禄を更新中だ。

『Cupid』は、去る2月24日に発売されたFIFTY FIFTYのシングル『The Beginning: Cupid』のタイトル曲。受動的だった少女たちが主体的に成長する瞬間を込めた曲だ。

同曲は、米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」の4月1日付チャートに初めて登場(100位)。これは歴代K-POPガールズグループのなかで、NewJeansが保有していたデビュー6カ月での「HOT100」入りの記録を、2カ月も更新するデビュー4カ月で達成した成果だった。最高順位は17位だ。

7月4日にはミュージックビデオがYouTube再生回数1億回を突破している。

(画像提供=ATTRAKT)FIFTY FIFTY

残念すぎる…現在は活動休止状態に

中小芸能事務所がローンチしたガールズグループとしては異例の成果で、まさに次代を担う“奇跡のグループ”として注目を集めた。そもそも「HOT100」チャートに名を連ねたK-POPグループは、Wonder Girls、BTS(防弾少年団)、BLACKPINK、TWICE、NewJeans、そしてFIFTY FIFTYの計6グループだけだ。

しかし去る6月28日、FIFTY FIFTYの法律代理人である法務法人バルンは「4人のメンバーたちは法律代理人を通じて6月19日、所属事務所を相手にした専属契約効力停止仮処分申請をソウル中央地裁に提起し、現在裁判が進行中」と発表した。

7月5日にソウル中央地裁で行われた尋問期日でメンバーたちは、「所属事務所との信頼が崩れた」として契約解除を主張。所属事務所は外部勢力が背後にあると主張し、メンバーたちと協議して活動を再開することを願うと明らかにした。

そのため現在、活動が難しい状況だ。

(写真提供=OSEN)FIFTY FIFTY

実際に、彼女たちは今夏の注目映画『バービー』のサントラ『Barbie Dreams』で、デュア・リパ、リゾ、ニッキー・ミナージュ、アイス・スパイスといった女性アーティストと肩を並べるはずだった。しかし事務所との葛藤が続いていることで、当初予定されていたミュージックビデオ撮影が不可能となった。

また、8月19日に出演予定だった「KCON LA(ロサンゼルス) 2023」も不可能に。もしも予定通り参加できていれば、韓国のみならず、世界中から注目を集めることは確実だっただけに、非常に惜しまれる。

なおFIFTY FIFTYは、キナ(2002年生まれ)、セナ(2004年生まれ)、シオ(2004年生まれ)、アラン(2004年生まれ)の4人で構成されたガールズグループで、全員が韓国出身だ。

確率的に五分五分という意味を持つグループ名には、理想と現実、そしてそのなかに共存する存在になるという思いが込められた。また、グループが“50”であれば、ファンも“50”で、合わせて完全な“100”になることを望むというメッセージも含まれているという。

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