この大躍進を誰が予想できただろうか。
ガールズグループFIFTY FIFTY(フィフティ・フィフティ)の1stシングルアルバムのタイトル曲『Cupid』が米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」(5月13日付)で19位を記録した。
先週の41位から22段階も順位を上昇させ、“記録の少女たち”というニックネームを改めて証明した格好だ。
今回、FIFTY FIFTYが記録した「HOT100」19位という数字は、歴代K-POPガールズグループの単独曲としては過去最高順位だ。
以前、BLACKPINKが『ICE CREAM』を通じて同チャートで13位を記録したことがあるが、その曲はセレーナ・ゴメスとのコラボ曲だった。他のスターとのコラボなしに、自分たちだけで成し遂げた記録という点に大きな価値がある。
FIFTY FIFTYの『Cupid』は、4月1日付の「HOT100」で100位に入って以降、確実な上昇を見せている。デビューから4カ月で「HOT100」チャートに名を連ねたこと自体、彼女たちが初めてだ。あのNewJeansよりも2カ月も早い。
初チャートイン以降、94位、85位、60位、50位、41位と毎週順位を上げ、今回はついに19位にまで躍進した。
FIFTY FIFTYは、キナ(2002年生まれ)、セナ(2004年生まれ)、シオ(2004年生まれ)、アラン(2004年生まれ)の4人で構成されたガールズグループで、全員が韓国出身だ。
確率的に五分五分という意味を持つグループ名には、理想と現実、そしてそのなかに共存する存在になるという思いが込められた。また、グループが“50”であれば、ファンも“50”で、合わせて完全な“100”になることを望むというメッセージも含まれているという。
コンテンツ専門クリエイティブグループのATTRAKTに所属し、2022年11月にアルバム『THE FIFTY』でデビュー。2023年2月に初シングルアルバム『The Beginning: Cupid』をリリースし、そのタイトル曲が『Cupid』だ。
「HOT100」で存在感を示している『Cupid』は、ミニマルなディスコビートとファンキーなベースラインを基盤に、レトロな感性の旋律が調和した曲となっている。
今後も『Cupid』は「HOT100」チャートで順位を上げていくのか。FIFTY FIFTYに要注目だ。
前へ
次へ