K-POPアイドルたちに“健康注意報”。相次ぐ活動休止でファンの心配高まる

2023年04月30日 K-POP

最近、健康上の問題でスケジュールを取り消したり、活動を休止するアイドルがぐんと増え、K-POP界にいわゆる「健康注意報」が発令された。

【独自写真】IVEが活動休止中のレイのために見せた“ポーズ”

血気盛んなスターたちが相次いで健康問題を経験する背景に、懸念が高まる。

Red Velvetのジョイは(26)は最近、体調不良で芸能活動を一時中断した。予定された番組の録画などはすべてキャンセルされた。Red Velvetはソウルを皮切りにシンガポール、横浜、バンコクなど世界10都市でツアーを予定しているが、ジョイが参加するかは未知数だ。

先日カムバックしたIVEのレイ(19)も似たような状況だ。

レイは1stフルアルバム『I HAVE IVE』のリリース翌日だった4月11日、活動休止を宣言した。所属事務所STARSHIPエンターテインメントは「レイが動悸や息苦しさなどの体調異常症状を感じ、病院で相談および検診を受けた。医療スタッフから治療と安定が必要だという診断を受けた」と伝えた。

ファンからの心配が殺到すると、レイは公式ファンコミュニティに「しばらく立ち止まって、自分の面倒を見る」とメッセージを残した。

IVE・レイ(左)とSEVENTEEN・スングァン

AespaのWINTER(ウィンター/22)も、健康上の理由で日本公演に参加しなかった。

4月29日、所属事務所SMエンターテインメントは日本公式サイトでWINTERが29、30日の公演に参加しないことを知らせた。これによるファンの被害を最小限に抑えるため、チケットの払い戻しも行った。aespaは5月8日、3枚目のミニアルバム『MY WORLD』でカムバックを控えている。

また、4月19日に亡くなったASTROの故・ムンビンさんと親しかったアイドルたちも、相次いでスケジュールを取り消していることで、身体の健康だけでなく、メンタルヘルスに対するファンの心配も高まっている。

ムンビンさんと長年親交を続けてきたVIVIZのシンビ(24)は4月22日、アメリカで行われた「We Bridge Music Festival & Expo」に出演した際、暗い表情をする姿が捉えられた。心を整理する時間もなくステージに立たなければならなかったその姿に、ファンたちは「とても辛そう」と気の毒な気持ちを表した。

(写真=MBC)『K-POPアイドルスタースポーツ選手権』時のシンビ(左)とムンビンさん

シンビと同じくムンビンさんの親友だったSEVENTEENのスングァン(25)も、ミニアルバム『FML』の活動に流動的に参加する。ムンビンさんが亡くなって深い悲しみに陥ったスングァンは、故人の出棺以後、長文の手紙を通じて哀悼の意を表している。

アイドルたちの相次ぐ体調不良は、切なさを醸し出す。

職業柄、昼夜を問わずスケジュールをこなし、24時間ずっと誰かの評価と監視を受け、その中で悲しみと憂鬱さを表に出せずに常に笑わなければならないアイドルの人生に対する憂いの視線は、昨日今日の話ではない。

とある事務所の関係者は「普通は体調不良を活動休止の理由として知らせるが、パニック障害やうつ病などを訴えるアイドルが増えている。よってファンと大衆からも、アイドルに対する厳しい視線よりは個人の健康を気遣ってほしいという応援と励ましの声が増えた」と話した。

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