虚偽のてんかん診断で兵役不正疑惑を受けた俳優ソン・ドクホが、在宅起訴された状態で裁判に付された。
2月9日、ソウル南部地検刑事5部は兵役逃れを試みた42人と、彼らを助けた共犯者5人の計47人を兵役法違反の疑いで在宅起訴。このなかにはソン・ドクホも含まれていた。
先立って1月31日、ソン・ドクホは兵役ブローカーを利用して“てんかん”と偽り、兵役減免を受けた事実が明かされ波紋を呼んだ。このブローカーは依頼を受けた人たちにてんかん患者のふりをさせて救急に通報し、虚偽の申告などで診療記録を作成して兵役減免を受けたり等級を下げさせたりした疑いが持たれている。
このような兵役不正疑惑に対して、ソン・ドクホの所属事務所Bistusエンターテインメントは当時、「ソン・ドクホは昨年夏頃、軍入隊時期の延期のためにインターネットで関連情報を調べていたところ、ブローカーが運営していたブログを通じて相談をしたあと、瞬間的に誤った判断で最初の目的だった兵役延期ではなく、不当な方法で4級社会服務要員判定を受けた」と認めていた。
同日起訴された兵役忌避者のなかには、ソン・ドクホのほかにもサッカー、ゴルフなどのアプロアスリート8人も含まれている。
この件でソン・ドクホは撮影中だったtvNドラマ『有益な詐欺』(原題)を降板することとなった。これまでは兵役問題を扱ったNetflixドラマ『D.P.-脱走兵追跡官-』やイ・チャンドン監督の映画『バーニング 劇場版』など、様々な作品で助演として活躍するなど、最近まで活発に活動してきた。
ソン・ドクホなどが兵役を不正に回避しようとする一方、BTS(防弾少年団)のJINが誠実に兵役に臨んでいることで明暗がくっきりと分かれている状態だ。
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