大麻喫煙の容疑で有罪となって物議をかもしたことのあるラッパーのnaflaが、今度は世間の注目を集める韓国芸能界の“兵役不正疑惑”の主人公となった。
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所属事務所GROOVL1Nが2月1日に明らかにしたところによると、彼は最近、“兵役ブローカー”の助けを借りて不正を図った疑いで検察の取り調べを受けた。
ソウル南部地検と兵務庁の兵役不正合同捜査チームがnaflaの疑惑と関連した電算資料などを確保するために、瑞草区・安全都市課と兵務庁ソウル・大田庁舎などを押収捜索した。
先立ってnaflaは2021年2月に瑞草区庁の「社会服務要員」として招集されたが、うつ病の治療などを目的に数回服務を延期する分割服務を申請して服務不適合審査を受ける方式で、兵役を回避しようとしたと知られる。
ただ検察は、naflaが社会服務要員として服務するために「補充役」(4級)判定を受ける過程には不法行為はなかったと判断している。
韓国男性は兵役判定検査を受けるのだが、そこで「1~3級」の判定を受ければ「現役兵」として軍に入隊することになる。一方で、健康上の理由などから「4級」と判定されれば、「社会服務要員」として兵役義務を果たすことになる。社会服務要員は、軍隊ではなく区役所や福祉施設などに所属して自宅から配属先まで通うことができる。
検察は兵役ブローカーのA氏を捜査していたところ、依頼人だったボーイズグループVIXXのRAVIを取り調べる過程で、naflaの非正常的な兵役履行の事実を確認したという。去る1月に兵役法違反の疑いで立件されたRAVIは、naflaが所属する事務所GROOVL1Nの首長だ。
RAVIを皮切りに俳優ソン・ドクホまで、最近の韓国芸能界が兵役スキャンダルに苦しんでいるなかで、すでに一度大衆に失望感を与えたことのあるnaflaの反省のない態度が批判を呼び起こしている。
そもそもnaflaは2018年のサバイバル番組『SHOW ME THE MONEY 777』(Mnet)で優勝して名前を知らせた。しかしその後、naflaをはじめ、MKIT RAINレコーズ所属のラッパーであるLoopy、Owen、BLOO、YOUNG WESTが大麻喫煙の容疑で大量に摘発され、物議をかもした。
naflaは2020年、ソウル瑞草区の自宅で保管していた大麻を喫煙した容疑で裁判にかけられ、懲役10カ月、執行猶予2年を宣告された経緯がある。さらに2019年に同疑惑で調査を受け、2020年7月に検察で起訴猶予処分を受けたが、処分前に再び犯行したことが知られ、大きな失望感を抱かせた。
その後、GROOVL1Nに事務所を移したnaflaは「必ず気を付けてさらに成長し、良い人間になれるよう努力する」と頭を下げ、GROOVL1N側もやはり「今はGROOVL1Nのアーティストnaflaとして以前彼が皆に与えた傷を忘れずに、良い影響を及ぼす責任のあるアーティストになれるよう共に最善の努力を尽くす」と庇った。
だが相次ぐ麻薬犯罪に続き、兵役不正まで加わり、「良い人間」になるという彼の約束は虚しいだけの誓いとして残ることになった。
naflaの兵役不正疑惑に対する捜査の行方に注目が集まっている。
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