警察が高額入隊コンサルティングで問題になり、立件されたブローカーのク氏を調査していたところ、RAVIがク氏にアドバイスを求めていたことが明らかとなり、RAVIの兵役不正疑惑が浮上した。
ブローカーのク氏は「有名アイドルも自分を通じて“4級”の診断を受けた」とし、検察は携帯電話のフォレンジック過程を通じて関連する状況を捕捉した。
兵役判定検査で「4級（補充役）」との判定を受けた人は、「現役兵」（1～3級の判定）ではなく、「社会服務要員」として兵役義務を果たすことになる。社会服務要員は、区役所や福祉施設などに所属し、自宅から配属先まで通うことができる。
RAVIは“兵役ブローカー”のク氏を通じて、虚偽のてんかんの診断で兵役等級を下げようとしたという疑惑を受けている状況だ。去る1月12日、とあるメディアは、ブローカー一味が自身を通じて有名アイドル出身ラッパーが兵役減免を受けたと広報したと報じ、そのラッパーがRAVIであることが明らかとなって衝撃を与えた。
報道によると、ブローカーグループはソウルの大型病院の神経科医を指定して依頼人に紹介し、診療予約を代わりに行い、兵役等級を下げるなどの作業を行った。検察と兵務庁の合同捜査チームはRAVIを兵役法違反の疑いで立件し、近く召喚して取り調べる予定だ。
報道後、RAVIの所属事務所GROOVL1N側は「本件と関連して要請があれば、いつでも誠実に調査に臨む予定」とし、兵役不正疑惑に対して否定も肯定もせず慎重な立場を伝えた。
RAVIが不正したされる“てんかん”は、身体の一部だけに痙攣が起きる小発作と知られており、専門医は「運転や細かい作業は危険な病気だ。脳波検査とMRIなどで異常所見が出れば5級判定（戦時勤労役、有事時出動）を受け、異常がなくても1年以上薬を服用して発作を証明した場合は4級の補充役になる」と説明した。
兵役法86条によると、兵役減免のために逃げたり身体を損傷、騙したりした場合、1年以上5年以下の懲役となる。法律専門家は「等級により再服務しなければならない」とし、「最近、兵役免脱罪ができて、1年6カ月以上の実刑を受けても兵役免除とならず、兵役法施行が改正されたので再服務の可能性がある」と明らかにした。
『年中プラス』制作陣は、RAVIの所属事務所と連絡を取ったが連絡がつかず、現在まで電話機が切れている状態だと伝えた。立場を聞くために所属事務所を直接訪ねたが、関係者は「聞いたことはない」という立場を伝えた。
先立ってRAVIは昨年5月、レギュラー出演中だったKBSのバラエティ番組『ハッピーサンデー1泊2日』を卒業する際に、涙の挨拶をした。当時、彼はメンバーたちに「『1泊2日』に会ったおかげで本当に大きく変わることができた。パニックのせいで息もできなかった日が多かったが『1泊2日』に会えて変わった。幸せだった」と涙を流した。
RAVIはその後、2022年10月に訓練所に入所して訓練を受け、社会服務要員として代替服務をしていたが、兵役不正疑惑がふくらんだ。まだ不正が事実かどうかは明らかになっていないが、センシティブな兵役の疑惑が浮上しただけに、大きな失望と衝撃が広がっている。
（記事提供＝OSEN）
◇RAVI プロフィール
1993年2月15日生まれ。本名キム・ウォンシク。2012年にボーイズグループVIXXのメンバーとしてデビュー。メインラッパーを務め、『Chained Up』『ON AND ON』『Shangri-La』などのヒット曲を発表して人気を集めた。2019年にレーベルGROOVL1Nを設立し、代表として活動している。バラエティ番組などにも多数出演。2022年10月に兵役についた。
