ドラマ『財閥家の末息子』(原題)の俳優ソン・ジュンギが去れば、『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』の女優ソン・ヘギョが来る。
2022年は残り10日となったが、韓国ドラマはいつにも増して豊かだ。特に2022年の最後を『太陽の末裔』で呼吸を合わせた2人が飾る。
『財閥家の末息子』でソン・ジュンギが視聴率20%を超えてお茶の間を席巻したなかで、『太陽の末裔』の脚本家でもあるキム・ウンスク作家とソン・ヘギョが再び呼吸を合わせた『ザ・グローリー』が公開を控えている。
今、韓国のお茶の間はソン・ジュンギが独占している。
『太陽の末裔』で“ユ・シジン”を熱演したソン・ジュンギは、『ヴィンチェンツォ』を経て『財閥家の末息子』で戻り、財閥家によって殺害されたユン・ヒョヌから生まれ変わった財閥家の末孫チン・ドジュンを演じている。
ソン・ジュンギは最初から『財閥家の末息子』の没入感を高めた。財閥総帥一家のオーナーリスクを管理する秘書ユン・ヒョヌに扮したソン・ジュンギは、見事な演技とビジュアルで代わりのいない俳優であることを証明。ユン・ヒョヌが殺害された後は、財閥家の末孫チン・ドジュンとして熱演を繰り広げている。
ソン・ジュンギの活躍で『財閥家の末息子』は最高視聴率24.5%を記録し、今年最も高い視聴率を記録したドラマとなった。JTBCのドラマ歴代最高視聴率2位を記録したなかで、残り2話でどんな記録を作るのかが注目される。
『財閥家の末息子』が12月25日に終映となるなか、2022年の最後にはキム・ウンスク作家とソン・ヘギョが手を合わせたNetflixオリジナル『ザ・グローリー』がお茶の間を訪れる。
『今、別れの途中です』以来、約11カ月ぶりにソン・ヘギョがドラマに帰ってくる。『太陽の末裔』『ボーイフレンド』などで“不敗神話”を成し遂げたソン・ヘギョの初のNetflix出演作品という点と、『相続者たち』『太陽の末裔』『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』『ミスター・サンシャイン』『ザ・キング:永遠の君主』を執筆したキム・ウンスク作家の新作という点で期待を集めている。
『ザ・グローリー』は、幼年時代の暴力で魂まで壊れた一人の女性が一生をかけて緻密に準備した凄絶な復讐と、その渦に陥る人々の話を盛り込んだ作品だ。パート1とパート2に分けて公開される予定となっている。
ソン・ヘギョは『ザ・グローリー』で、恐ろしい校内暴力の被害者ムン・ドンウン役を担った。ムン・ドンウンは怒りと憎悪で寒い夜の時間を耐え、復讐に向かって冷たく徹底的に進んでいく人物だ。
ソン・ヘギョは「とてもやってみたかったジャンルとキャラクターだ。いつも(演技に)お腹が空いていたが、“ついに出会った”という気がした」と話し、キム・ウンスク作家は「ソン・ヘギョにこういう表情があり、こういう声が出て、こういう歩き方があるんだと思った。この人に恨まれてはいけない思った。電話も2コール鳴る前に出るようにしている」とソン・ヘギョの完璧な変身を期待させた。
最高視聴率38.8%という驚異の数字を叩き出した『太陽の末裔』チームが2022年を締めくくる。ソン・ジュンギのバトンをソン・ヘギョが引き継ぎ、『財閥家の末息子』と『ザ・グローリー』がどんな記録と印象を残すか、注目される。
(記事提供=OSEN)
◇ソン・ジュンギ プロフィール
1985年生まれ。2008年、大学生のときに映画『霜花店 運命、その愛』に出演しデビュー。いくつかのドラマ出演を経て、2010年に『トキメキ☆成均館スキャンダル』の主要キャストに抜擢されブレイク。2012年にはドラマ『優しい男』、映画『私のオオカミ少年』の出演を機に一躍人気俳優に。2013年に陸軍に入隊し、2015年に除隊した。翌年にドラマ『太陽の末裔~Love Under The Sun~』で復帰し、同作で共演したソン・ヘギョと2017年に結婚するも、2019年6月に離婚した。
◇ソン・ヘギョ プロフィール
1981年11月22日生まれ。1996年にファッションモデルの選抜大会で大賞を受賞後、雑誌やCMモデルとしての活動を経て『初恋』でドラマデビューした。2000年に放送されたドラマ『秋の童話』で演じたウンソ役が大きな反響を呼び、一躍人気女優に。その後も『ホテリアー』(2001年)、『太陽の末裔』(2016年)、『ボーイフレンド』(2018年)といった日本でも人気の高いドラマ作品に出演。2017年には『太陽の末裔』で共演したソン・ジュンギと結婚したが、2019年6月、約1年8カ月の夫婦生活に終止符を打った。
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