“ラブコメ女神”と呼ばれる女優パク・ミニョンが授賞式で発したコメントが話題を集めている。受賞の喜びよりも、様々なことがあった今年一年を振り返ったのだ。
12月13日、日本・名古屋にある日本ガイシホールで授賞式「2022 Asia Artist Awards」がSUPER JUNIORイトゥクとIVEウォニョンの進行で行われた。
パク・ミニョンは俳優部門のベストアーティストに選ばれ、ステージに上がった。ドラマ『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』や『月水金火木土』で忙しく活躍したためだ。
彼女は受賞の感想で、「私にはこの一年が容易ではなかった。これからはもっと誠実に頑張って、失望させない俳優になりたい。約束を必ず守る。感謝する」と伝えた。
こういった場で、大きく一年を振り返ることは珍しい。
実際に、同じ俳優部門のベストアーティストに選ばれた女優ハン・ソヒは「今日のハン・ソヒを作ってくれた所属事務所の家族と多くの同僚に感謝する。これからもユニークで良い姿をお見せできるようにしたい」と述べ、同じく俳優ソ・イングクも「このような場に立つことができて光栄」とだけ伝えた。
ハン・ソヒとソ・イングクが受賞の喜びと授賞式参加の意味を強調したなかで、明らかにパク・ミニョンの受賞コメントは目立つ。彼女だけが淡々と一年を振り返ったのだ。
実際にパク・ミニョンにとって2022年は、“容易ではない”一年だったかもしれない。特に記憶に新しいのは、熱愛騒動だ。
去る9月28日、パク・ミニョンと「隠遁の財力家」とされるカン氏の熱愛説が浮上した。するとパク・ミニョンの所属事務所HOOKエンターテインメントは翌日の9月29日、公式立場を発表し、「パク・ミニョンは現在、熱愛説の相手と破局した。また、熱愛説の相手から多くの金銭的提供を受けたということは決して事実ではない」と明かした。
熱愛説の浮上から、たった一日で“スピード破局”を選択したのだ。
その理由についてパク・ミニョン側は「パク・ミニョンは現在放送中のドラマ『月水金火木土』の撮影を無事に終えることが最優先課題であるため、放送に支障が生じないよう最善を尽くす」と説明した。
“黒い噂”もあるカン氏との恋愛よりも女優としてのキャリアを考えた判断だが、心労があったことは間違いないだろう。
さらに11月には、所属事務所HOOKエンターテインメントが警察に家宅捜索されるという異例の事態まで起こった。その背景にパク・ミニョンの元恋人カン氏も関連しているのではないかともされた。
いずれにしてもパク・ミニョンにとって2022年は、困難が多い一年だった。だからこそ「私にはこの一年が容易ではなかった」というコメントに、妙な説得力が加わり、納得してしまう人も多かったのではないだろうか。
◇パク・ミニョン プロフィール
1986年3月4日生まれ。2005年にテレビCMで芸能界入りし、2006年放送のドラマ『思いっきりハイキック!』の出演で顔を知られた。男装のヒロインを務めた『トキメキ☆成均館スキャンダル』でブレイクし、その後も『シティーハンター in Seoul』や時代劇『七日の王妃』といったドラマ作品で優れたビジュアルと演技力を発揮。特に2018年に放送された『キム秘書はいったい、なぜ?』は日本でも大きな人気を博し、2022年放送の『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能!?』でも多くの注目を集めた。
前へ
次へ