『シュルプ』“ソンナム大君”俳優ムン・サンミン、ツンデレにムードメーカー?知られざる意外な一面【インタビュー】

ハンサムで体をつかうことだけが取り柄だと思っていたドラマ『シュルプ』のソンナム大君は、完璧な人物だった。

【注目】『シュルプ』“最大受恵者”ムン・サンミン

ソウルに位置する本紙『スポーツソウル』の社屋で会った俳優ムン・サンミンも同じだ。身長190cmに、モデルのような服の着こなし、端正な顔立ちと機知に富んだ回答を兼ね備えていた。

ソンナム大君とムン・サンミンは“ツンデレ”という点でも似ている。

ソンナム大君が弟たちや妻のチョンハ(演者オ・イェジュ)に無愛想に振る舞いながらも真の優しさを隠せないように、ムン・サンミンも苦楽を共にした同年代の俳優たちに深い愛情を表わした。さらに、自分の“家族”という確信が持てば、責任を全うする性格も似ていた。

可愛すぎる“朝の日課”とは?

演技を始める時に立てた目標は「所属事務所の家族に信頼を与えよう」だったというムン・サンミンは、『シュルプ』のヒットで少しは肩の荷がおりたように見えた。

彼は「共にする方々と、互いに信頼しあってこそ上手くやり遂げることができると思う」と言いながら、目を輝かせた。

(写真=AWESOMEエンタ)

また、お茶目な一面があることさえ同じだ。人気に慣れていそうな外見とは違い、ムン・サンミンは「毎朝名前と会社を検索する方だ。『シュルプ』もたくさん検索した。クリップ(1分ほどの短い動画)のようなものも見て、視聴者がどんな部分を気に入っているのか確認した」と微笑んだ。

実は、オーディションの時からソンナム大君一択だったというムン・サンミン。1年近く一緒に過ごしたソンナム大君と別れ、「撮影が終わって2週間程度。まだ終わっていないようで、おかしな気分。忙しいスケジュールが過ぎると空虚になりそうだ。ソンナム大君だけでなく『シュルプ』をたくさん愛してくださって嬉しかった」と気持ちを伝えた。

『シュルプ』を締めくくった感想。

撮影を終えて2週間ほど経った。まだ終わっていないようでおかしな気分。忙しいスケジュールが過ぎると空虚になりそうだ。とても尊敬する先輩たちと共にし、台本もしっかりしていて期待はしていたが、最終回の視聴率が16%を超えるとは想像もできなかった。

撮影期間が長かったため、疲れる時もあったがソンナム大君だけでなく『シュルプ』をたくさん愛してくださって、力がたくさん出た。

『シュルプ』にはどのような過程を経て合流したのか。最初からソンナム大君役を希望していたのか。

4次オーディションまで受けた。最初から配役が決まっていたわけではなく、すべての王子(のオーディション)で開催され、2回目からソンナム大君に指定された。

僕の“ワンピック”(推し)もソンナム大君だったが、ウィソン君(演者カン・チャニ)も魅力的だった。チャニが演技したからかもしれない(笑)。

(写真=tvN)

ソンナム大君を演じながらウィソン君と感情的に戦うシーンが多かった。僕はウィソン君が悪役だとは思わない。自分だけのストーリーが確かにある。機会があれば、そのようなキャラクターにも挑戦してみたいと思った。

ソンナム大君役が本人に与えられた理由は何だと思うか。

自分で考えてみたが、答えが出なくて監督に聞いてみた。監督は僕の目つきが印象深かったとおしゃっていた。何か違う姿がたくさん見えたそうです。鋭くもあり、悲しくもあり。

キム・ヘスが出演する作品であり、初のテレビドラマ主演作なので負担が大きかったと思う。

キム・ヘス先輩が参加するという話を聞いて、さらに欲が出た。先輩と一緒に仕事をするということは俳優としての夢だ。だからオーディションの時にもらった台本のすべての役割をどのように見せるか緻密に準備した。他のキャラクターを練習したのが撮影現場でも役に立った。

実は、負担も心配も大きかった。16話という長いドラマで大きな役割を引き受けたのは初めてだった。しかし、心配してもいいことはなかった。「現場でどのように演技ができるか」という期待感に変えようとした。

ソンナム大君を演じるためにどのような努力をしたのか。

セリフがそれほど多くなくて目つきで状況を説明し、感情を表現しなければならなかった。その部分に気を遣った。監督と多くの話を交わし、家で表情をたくさん練習した。

正直に言うと、どうすればかっこよく見えるかたくさん研究した。でもかっこよく見せようとした瞬間、かっこよくなかったから、あっさり消化しようとした。乗馬やアクションも熱心に準備した。乗馬は一度やったからといって、できるものではないので、撮影が終わるまで持続的に練習したし、アクションスクールも1年中通った。

キム・ヘスと共にした感想は。

先輩が「サンミンさんはすでにソンナムだから、視聴者もソンナムだと思ってくれるだろう」と応援してくれて余裕を持てた。

撮影中、本当にたくさん学んだ。演技的な部分において3月から11月まで、8カ月はすべて学びだった。俳優としての責任感、作品に臨む姿勢もたくさん教えてくれた。演技もとても重要だが、長く演技をするためにはこれが一番重要ではないだろうか。本当にファリョンそのものだった。出演陣、スタッフまで抱き締めてくれた。次の作品をやっても、その次の作品をやっても忘れられないと思う。

世子と大君たち(カン・チャニ、ペ・イニョク、ユン・サンヒョン、ユ・ソンホ、パク・ハジュン、キム・ミンギ、ムン・ソンヒョン)との相性はどうだったか。

ムードメーカーは僕だったと思う(笑)。僕が先輩と後輩の架け橋の役割をした。未熟だったが、皆一緒に話せるテーマは何か、いつも悩みながら通っていた。

(写真=tvN)

だんだん楽になったからか、いつの間にかみんな話したくて発言権を握ろうとした。後輩たちとの呼吸もとても良かった。僕のことを楽に思ってくれている。楽ということを超えて甘く見ているような気もする(笑)。

それだけ親しくなれて、後輩たちと一緒に夜ご飯を食べようと時間を合わせている。

ロマンス相手だったオ・イェジュとも相性が良いと感じた。

イェジュ俳優は可愛くてとても明るい。人の気分をあげてくれる。パートナーとして大きな力を得た。

一緒に撮ったシーンで僕が笑うシーンがあるが、演技ではなく本物だった。笑いすぎて監督が自制させるほど。最初はぎこちなかったが、お互いにたくさん努力した。そのぎこちなさが初々しい初恋のようなロマンスが完成できたのではないかと思う。

名場面を一つ挙げるなら

チョンハ(演者オ・イェジュ)とソンナムが久しぶりに会い、抱擁する場面があるが、その光景が本当に素晴らしかった。

急に雲が晴れて太陽が出てくるのだが、僕たちだけのための舞台が用意された感じだった。自然の偉大さを感じた。綺麗なところを探してくださった。

フォロワーも70万人を超え、気づく人も増えただろう。人気は実感するか。

毎朝、名前を検索して、『シュルプ』もたくさん検索した。クリップのようなものも見て、視聴者がどんな部分を気に入ってくれたのか確認した。

こんなに多くの方が見守ってくださるから、失望させたくないという責任感が生まれたようだ。

『シュルプ』はどんな作品として記憶に残るか

ムン・サンミンの『シュルプ』だった。この作品を通じて学んだことも多く、また違った姿を見せる機会を得た。僕にとっては、傘になってくれた友達だった。

どんな俳優になりたいか。

ロールモデルがいなかったが、今はキム・ヘス先輩だ。

(写真=AWESOMEエンタ)

他の作品でもお会いして、もっと頑張って成長した姿をお見せしたい。そして真っすぐな俳優になりたい。

2019年に演技を始めた時、本当に演技が面白くて楽しかったし、今もそうだ。これから大変なことも傷つくこともあるだろうが、うまく対処しながら自分自身をたくさん愛し、演技生活を長くできる俳優になりたい。

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