ワーナー・ブラザーズは同日、公式YouTubeチャンネルを通じてティーザー予告編を公開し、全世界の期待を高めた。何よりもクローン人間に扮したロバート・パティンソンの強烈な表情が目を引く。
ティーザー映像に触れた世界中のファンは、「“MICKEY 7”から“MICKEY 17”にどう変わったのか気になる」「このキャスティングに非常に興奮する」「ロバート・パティンソンとポン・ジュノ監督が一緒に作業するということを聞いたとき、興奮を隠すことができなかった」「多才な若い俳優だ。彼の映画を愛している」「傑作間違いなし」「待ちきれない」「あと1年3カ月もあるなんて…」と、期待感を表している。
作家エドワード・アシュトンの小説『Mickey7』をモチーフに誕生した映画『MICKEY 17』は、SFジャンルの作品だ。クローン人間として絶えず蘇る一人の男を通じて、アイデンティティに対する哲学的な質問と階級間の矛盾を掘り下げる。俳優のロバート・パティンソンが主人公のクローン人間を演じ、ポン・ジュノ監督と呼吸を合わせた。
小説は宇宙へと領域を拡張していった人類が、新しい惑星を開拓しようとするが、攻撃的な土着の生命体クリーパーたちによって困難に直面する。攻撃を受けたクローン人間“Mickey7”は辛うじて生き残り、自分の以前の記憶を持って蘇った“Mickey8”に出会う過程が描かれた。
ポン・ジュノ監督がこの原作小説の内容をどれだけ反映したのか、また、どれほど脚色してどんな方向に導くのか好奇心を刺激する。
いずれにしても社会階層間の矛盾や人間のアイデンティティに対する哲学的な質問は残しただろうと推定される。何よりも想像を超える宇宙、多様な未来のクリーチャーがどう表現されるかが注目される。
なお、ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』は非英語圏の映画として初めて第92回アカデミー賞で作品賞、脚本賞、国際長編映画賞、監督賞など4冠を記録した。また第72回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した。
(記事提供=OSEN)
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