俳優チョン・ヘイン×三池崇史監督の注目ドラマ『コネクト』、グローバル市場で通用するか

2022年12月05日 話題 #韓国ドラマ

同作は不法臓器密売業者に片目を奪われた主人公が、自身の目が移植された人間と連結(コネクト)されて起こるミステリー復讐劇だ。シン・デソン作家の同名ウェブトゥーンが原作で、今年の釜山(プサン)国際映画祭「オンスクリーン」セクションに公式招待されて期待を高めた。

チョン・ヘインは目を奪われた主人公ハ・ドンスに、コ・ギョンピョはドンスの目を移植されたサイコパス殺人鬼オ・ジンソプに、キム・ヘジュンは小説家志望生イ・イランに扮して呼吸を合わせた。演出を担当した三池崇史監督は、『着信アリ』などで韓国でも認知度の高い。『コネクト』はジャンルもの特有の残酷さを韓国ドラマの過激さを生かしつつも繊細に演出し、没入度を高めた。

左から三池崇史監督、コ・ギョンピョ、キム・ヘジュン、チョン・ヘイン

何よりもチョン・ヘインとコ・ギョンピョの演技の変身が目立つ。Netflixオリジナルシリーズ『D.P.-脱走兵追跡官-』を通じて韓国軍の不条理を告発したチョン・ヘインは、『コネクト』では、死なない肉体を持ち、片目を奪われたまま社会とかけ離れた生活をする主人公ドンス役を自分だけのカラーで表現した。

三池崇史監督は試写会後に続いた記者懇談会で、「ドンス役が“孤独”のなかに住んでいるキャラクターなので、表現しにくいと思った。だが、美しい見た目のチョン・ヘインを見た後、“このような人が孤独でなければ神は不平等だ”と考えた。実際にドンスの孤独をよく表現してくれて感謝する」と話した。

チョン・ヘインは「シナリオを受け取って、他意によって出くわしたくない状況を思い出しながら、(殺人鬼の)ジンソプとコネクトされたドンスを演じた」と説明した。撮影中ずっと片目を眼帯で隠したまま演技した彼は、「演技をするときは目が重要なので、キャラクターを片目で表現するのに苦労した。監督と現場スタッフの助けをたくさん受けた」と打ち明けた。

12月5日のメディア試写会に登場した主演3人(左からコ・ギョンピョ、キム・ヘジュン、チョン・ヘイン)

コ・ギョンピョは笑いを消し、ぞっとするサイコパス連続殺人鬼に扮した。三池崇史監督は「いろいろな作品のなかで披露したサイコパスに対する先入観を消す作業が必要だった。コ・ギョンピョは様々な顔を持つ俳優だ。初めてのミーティングのとき、30分遅刻したにもかかわらず笑いながら入ってくる姿を見て、確信ができた」と明らかにした。

コ・ギョンピョは「ジンソプは人の仮面をかぶった怨霊のような人物だと思った。静かで落ち着いた人で、動揺しない姿がぞっとした。できるだけ静的に演技しようとした」と伝えた。

三池崇史監督は死なない“コネクト”という存在について、「“不死”は人間の欲望のひとつだ。だが、多くの情報を通じてこれを研究した結果、今は破滅に近づいたようだ」とし、「人々と対話を交わしたいし、友人を欲しがるドンスの素朴さのなかに隠された使命がある。それを確認させてくれる人物がジンソプだ。ジンソプの連続殺人でドンスがどんな能力を発揮するのかを見せるのが“運命的な連結”」と強調した。

注目が集まる『コネクト』は12月7日17時、ディズニープラスを通じて全話配信される。

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