『同感』だけでなく、他の映画も事情は同じだ。
10月26日に公開した映画『自白』(原題)は事件翌日の30日、観客との対面行事を取り消した。『自白』広報の関係者は「国家哀悼期間である11月5日以後、広報日程は議論中」と話した。
11月には、『高速道路家族』『同感』『デシベル』『フクロウ』『アックジョン』『誕生』など、韓国映画が続々と公開する。しかし、梨泰院の惨事で大衆文化業界が広報を全面的に縮小する雰囲気のなか、どう対応すべきか映画界でも悩みが深まっている。
なお映画『同感』は、2000年に公開されたキム・ハヌル、ユ・ジテ主演の同名映画(邦題『リメンバー・ミー』)をリメイクした作品だ。原作は1979年を生きる女子大生と2000年を生きる同じ大学の広告創作学科の男子学生が、古い無線機でコミュニケーションしながら繰り広げる物語を描いた。
今回リメイクされた『同感』は、過去の男子学生と現在の女子学生がコミュニケーションする話で、性別を逆にして差別化を図った。子役出身の俳優ヨ・ジングが、1999年を生きる大学生“ヨン”を演じると公開前から話題を集めた。
■【写真】『同感』主演ヨ・ジング、カリスマ性あふれるビジュアル