『トンイ』子役が成長し“初恋のアイコン”に…Netflix映画が絶好調の女優キム・ユジョン【インタビュー】

2022年10月30日 話題

『20世紀のキミ』の舞台は1999年。キム・ユジョンが演じた高校生ボラは、地方都市でビデオ店を経営する両親の下で成長した平凡な女子高生だ。

1999年生まれのキム・ユジョンは、「一番不思議だったのは小道具として用意されたフロッピーディスクだ。幼い頃、USBだけを使っていたので、撮影現場で初めて見た。ポケベルも初めて見た小道具のひとつだ。劇中、ボラの両親がビデオ店を運営しているので、VHSテープを見物するのもちょっとした楽しみだった」と話した。

「OSTにパク・ギヨン先輩の『スタート』が含まれている。普段、カラオケの18番が先輩の『最後の愛』なのでうれしかった。パク・ヘギョン先輩やヤンパ先輩の歌もよく聞く。幼い頃から撮影現場で先輩たちと一緒に歌を聞いているうちに、自然にその時代の歌が好きになったようだ。先輩たちも私の音楽の好みを“年寄り”とからかったりした」

(画像提供=Netflix)『20世紀のキミ』

大衆にとっては子役のイメージが強いが、もう23歳の若者だ。キム・ユジョンは17歳の女子高生を表現するためにメイクを最低限にし、ヘアスタイリングを受けなかった。彼女は「学生らしい初々しさを生かすために髪も自分で結んだ」とし、「きれいに飾りたいというより、できるだけ自然ではつらつと見せようとした」と説明した。

子役として活動していた中学校在学時代、修学旅行や修練会のような校内活動に積極的に参加したのが高校生演技の土台になった。キム・ユジョンは「学校に通うのが好きだった。修練会、修学旅行、遠足も欠かさず、読書室で友達と一緒に勉強する楽しさに、勉強も頑張った」と振り返った。

実際にYouTubeには、キム・ユジョンが学生時代に特技自慢でEXIDの『UP&DOWN』とヒョナの『RED』を踊る動画が公開されている。キム・ユジョンは「友達と一緒に練習するということだけで、ただただ楽しかった時代だった」と微笑んだ。

その時代、キム・ユジョンもボラのように“初恋の病”を経験した。キム・ユジョンは「だが私の初恋はボラのように可憐ではない」とし、「それが『20世紀のキミ』のシナリオにさらに魅力を感じた理由」と強調した。

成功した子役出身…不安と悩みも

4歳だった2003年に製菓のCMでデビューしたキム・ユジョンは、「最も成功した子役の好例」に挙げられる。19歳になった2018年、ドラマ『とにかくアツく掃除しろ!~恋した彼は潔癖王子!?~』の出演を皮切りに、『コンビニのセッピョル』(2020)など数多くの作品を通じて拒否感なく成人役として定着した。

(写真提供=Netflix)キム・ユジョン

しかし彼女にも不安定な混乱と悩みの時期があった。

「高校生の頃から家族と独立時期を調整した。お互いにどんな関係を維持するのか、これから各自どうやっていくのか長い間、相談した。個人的には一人で考え、一人で選択して一人で耐えられる力を育てようと努力した。20歳の頃から一人だけの時間を多く持ち、たくましくなった。そして今は安定的で平穏な状態だ。様々な趣味の活動を通じて、新しいことを学んでいる」

最近のドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の女優パク・ウンビン、『赤い袖先』の女優イ・セヨンなど、子役出身の俳優たちの大活躍については「自分のことのようにうれしい」と話した。

「長い間、同じ道を歩んできた方々が互いにうまくいく姿を見て力をもらっている。いつも応援している」

◇キム・ユジョン プロフィール

1999年9月22日生まれ。韓国・ソウル出身。2003年にテレビCMで子役デビュー。可愛らしいビジュアルと優れた演技力を持ち、ドラマ『イルジメ~一枝梅』(2008年)、『トンイ』(2010年)、『太陽を抱く月』(2012年)など、数多くの作品でヒロインの子供時代を演じた。2016年に主演したドラマ『雲が描いた月明り』で子役から脱皮し、大人の女優として本格的に活動をスタート。2018年に甲状腺機能低下症を診断されて一時期休養したが、同年11月に放送されたJTBCドラマ『とにかくアツく掃除しろ!~恋した彼は潔癖王子!?~』で復帰した。

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