5人組に再編されて初めて披露するアルバムであるため注目が集まり、LE SSERAFIMはメンバー脱退があっても変わらない堅固さを見せなければならなかった。さらにデビュー曲『FEARLESS』の人気を超えなければならないプレッシャーまで加わった。
タイトル曲で見せた自信が通じたのか。『ANTIFRAGILE』で生まれ変わった彼女たちは快調な出発を知らせた。10月17日に発表した新曲『ANTIFRAGILE』は、Melon、Genie、Bugsなど韓国主要音源サイトのリアルタイムチャート上位圏を占領し、特にBugsでは新アルバムに収録された『The Hydra』『ANTIFRAGILE』『Impurities』『No Celestial』『Good Parts(when the quality is bad but I am)』の5曲すべてがリアルタイムチャートに進入した。
タイトル曲は10月18日23時、Melon「トップ100」で5位を記録し、自己最高記録を更新。このようにLE SSERAFIMは同日カムバックした(G)I-DLEと共に音源チャートで善戦し、今年夏に始まった“ガールズグループ熱風”の勢いを引き継いでいる。
海外からの反応も熱い。『ANTIFRAGILE』は世界最大の音楽ストリーミングサービスSpotifyで118万2104回も再生され、10月17日付のグローバル「日間トップソング」93位に入った。また、10月17日付チャート基準で計15の国や地域のSpotify「日間トップソング」に名前を載せた。特に香港、マレーシア、シンガポール、台湾では収録曲の中でイントロ曲『The Hydra』を除いた4トラックが「日間トップソング」にチャートインした。
デビューアルバムから好成績を見せていた日本市場は、今回もLE SSERAFIMのカムバックを歓迎した。LE SSERAFIMの新譜は10月17日付のオリコン日間アルバムランキングのトップに上がり、日本音楽界の注目まで集めた。
新曲の成績に最も大きな役割を果たすのは、やはり音楽とパフォーマンスだ。『ANTIFRAGILE』は歌と振り付けがいずれも中毒性に焦点が置かれており、一度聞けば耳に残り、一度見れば真似したくなる。
その上、今回のアルバムの「試練に直面するほどさらに強くなる」というメッセージは、実際のグループの事情と重なっており、より一層興味深い。
メンバー脱退という試練を経験し、さらに強くなって帰ってきたLE SSERAFIM。音楽とパフォーマンス、そしてメンバーたちの物語が良い調和を見せる『ANTIFRAGILE』は、彼女たちにとって非常に重要な足場になると見られる。