BTS(防弾少年団)が軍入隊のための具体的な準備に着手した。
兵役特例に対する議論が続いていたなかで、メンバーたちが自ら入隊を選択し、最年長のJINから順次入隊する予定だ。彼らは2025年に“完全体”活動の再開を希望し、当分は個別活動に集中する。
所属事務所BIGHIT MUSICは10月17日、公式立場文を通じて「BTSが兵役義務を履行するための具体的な準備に着手した。BTSは各メンバーの兵役履行計画に合わせて当分、個別活動に集中する」と明らかにした。
これで長兄のJINから入隊を準備することになった。彼らはこれまで兵役履行計画について話し合い、具体化してきたという。
BIGHIT MUSICは「JINは今月(10月)末、入隊延期取り消しを申請し、以後兵務庁の入営関連手続きに従うことになる。他のメンバーも各自の計画に従って順次兵役を履行する予定」と明らかにした。
JINは入隊延期計画を取り消し、入隊に対する強い意志を示した。彼は入隊前にソロ曲を発表し、J-HOPEに続いてソロ活動を進める計画だ。
この間、BTSの兵役特例について国防部などで議論されてきたが、最終的にはメンバーたちが自ら入隊を“選択”して準備している様子だ。そもそもBTSメンバーたちは国防の義務について、着実に「当然応じる」との立場をとってきた。最終的に、自分たちの言葉を実際の行動で守ることにしたわけだ。
BTSは、軍入隊を決めていたからか、入隊前の最後の“完全体コンサート”といえる10月15日の2030釜山万博誘致祈願コンサート「BTS <Yet To Come> in BUSAN」を通じて、ファンに約束の言葉を伝えたりもした。公演後、入隊発表が計画されていただけに、ファンに信頼を与えたかったものと見られる。
この日の公演の最後にJ-HOPEは、「未来について話してみたい。事実、今は信頼が必要な時期のようだ。BTSもそうだし、ARMY(BTSファン)もそうだし、ひとつになった信頼で未来を描いてみる時期ではないかと思う」と話し、注目を集めた。
リーダーのRMも「僕たちの前に何が起きても、BTSの7人の心が同じで、皆さんが僕たちを信じてくれれば、僕たちは今後何があっても強固に続け、幸せに音楽を作るので信頼を持ってほしい」と言及した。
7人全員が揃った完全体の活動を続けるという約束だった。今回のコンサート前に入隊を決定した彼らがファンに伝えた約束であり、率直な気持ちだったのだ。
JIMINも「今後10年後の僕たちの姿はどうだろうかと気になった。あまりにも今後が期待され、怖くなく、とても幸せそうだ。僕たちがここまで来たのはプレビューだ。30年、40年は行こう!今後も皆さんと一緒にもっといい思い出を作っていきたい。今日も幸せだった。やはり僕たちは皆さんと一緒にいるときが、一番自分たちらしく、最も意味があるようだ。早くまた会えることを願う」と伝えた。
入隊が最も近いと見られているJINも、「今日公演をしながら、またとても多くのことを考え、感情があった。ひとまず予定されているコンサートは、今日が最後だった。これから、こんなコンサートをまたいつしようかという考えで、今この時間をたくさん感じておかなければならないと思った。公演はとても楽しかったし、感謝しているし、愛している」と話し、ファンに対する格別な気持ちを表わした。
事実上、この日の公演がBTSの入隊前、最後の完全体コンサートだっただけに、ファンに彼らの方式で信頼を与えたかったものと解釈される。入隊を発表する前、ファンに対するBTSだけの最大限の礼儀と配慮の気持ちだった。
最年長のJINから入隊計画を始めるBTSは、メンバー全員が国防の義務を終えた後、完全体での活動を再開する予定だ。BIGHIT MUSIC側は「当社とメンバーはおよそ2025年にはBTSの完全体活動の再開を希望しているが、現時点で正確な時期を特定するのは難しい。そのためBTSは、各メンバーの兵役履行計画に合わせて当分、個別活動に集中することになる」と伝えた。
(記事提供=OSEN)
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