2000年代の開始とともに、日本に沸き起こった韓流ブームを通じて、多くのスターが誕生した。
女優イ・ジアもその1人だ。そもそも彼女は彗星ごとく登場したシンデレラだった。
2007年にドラマ『太王四神記』でドラマ・デビュー。同作は“ヨン様”こと、あのペ・ヨンジュンが主演したスペクタクル時代劇で、韓国はもちろん、日本でもNHKの総合テレビで放映された。
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この『太王四神記』でヒロイン役を務めたのがイ・ジアだ。当時はまったくの無名新人だったので、大抜擢だった。
『太王四神記』で華々しくデビューしたイ・ジアは、その後も『ベートーヴェン・ウィルス』(2007年)、『スタイル』(2009年)、『アテナ:戦いの女神』(2010年)と女優としてのキャリアを順調に重ねていく。特に『アテネ』では人気俳優チョン・ウソンと共演し、2011年3月には2人の熱愛も公認となった。
だが、その1カ月後の2011年4月に衝撃の事実が明らかになる。
なんとイ・ジアが以前に人気アーティストのソ・ジテと1997年に結婚し、2006年に夫婦関係に終止符を打っていたというのだ。慰謝料請求訴訟を起こしていたことも暴露され、韓国芸能界を騒然とさせた。
このスキャンダルが明るみになったことで、チョン・ウソンとイ・ジアは破局。イ・ジアは2011年10月のドラマ『私も花!』に出演するが、傷ついたイメージを回復させるまでには至らなかった。
この作品を最後に当時所属していたキーイーストと契約満了し、約1年半のブランクを置いたあと、HBエンターテインメントと契約。ドラマ『3回結婚する女』でドラマ復帰するか、それもヒットするまでには至らなかった。
2016年5月からはイ・ビョンホン、ハン・ヒョジュ、ハン・ジミン、ハン・ガインらが属するBHエンターテインメントに移籍。2018年9月にはドラマ『今日の探偵』で主役の1人を務めている。
徐々に女優として第一線に戻りつつあるだけに、完全復活の日が待ち遠しい。
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