Netflix映画『ソウル・バイブス』(原題)『ソウル大作戦』)が韓国だけでなく、全世界から熱い反応を得ている。
本作の舞台は1988年夏、夏季五輪を目前に着々と準備が進む韓国の首都ソウルだ。しかしビックイベントが控えるソウルの裏社会では、多額の不正資金が動こうとしていた。完璧なドリフト技術を持つ最強ドライバーのドンウク(演者ユ・アイン)やクラブDJのジョン・ウー(演者コ・ギョンピョ)、人間カーナビと呼ばれるボンナム(演者イ・キュヒョン)、優秀なバイク乗りのユニ(演者パク・ジュヒョン)、整備士のジュンギ(演者オン・ソンウ)らがタッグを組み、最強の走り屋集団として犯罪組織摘発のためソウルの街をド派手に駆け抜ける。
8月26日の公開以後、韓国はもちろん、海外視聴者の心まで掴み、熱い反応を得ている。31日、Netflix TOP 10ウェブサイトによると、公開から3日後にNetflixグローバルTOP 10映画(非英語)部門の4位にランクイン。特に韓国をはじめ、日本、タイ、台湾など、計10カ国のTOP 10リストに登場して話題となっている。
公開後、韓国メディアは「ビビッドな色彩とニュートロ感性を狙撃した小道具は、その時代を生きていない人々さえ妙な香水に陥らせる」(『SINGLE LIST』)、「感覚的な映像美と超高速の疾走が与える快感」(『韓国経済』)、「ビジュアル、演出、ストーリー、キャラクター、すべてが“ニュートロ”」(『JTBC』)といった具合に、俳優たちの演技だけでなく、1988年のソウルを彷彿とさせるファッションや小道具にまつわる好評を伝えている。
ほかにも、『ソウル・バイブス』で演技に初挑戦をはかったWINNERのミンホ(ソン・ミンホ)が、Dynamic DuoのGaekoとともに作ったOST『CITY+++』は、公開以降、爆発的な人気を集めている。
この曲は、日中よりも熱いエネルギーを持ったソウルの夜のイメージを、2人のラッパーがウィッティーな歌詞で表現しており、ここにAiRPLAY、Illjunの88年時代の感性が感じられる適切なビット、そしてDJ SKIPのスクラッチを加え、ニュートロ感が強く感じられる曲で映画のエンディングを飾った。
ミンホは「ありがたくもOST製作依頼がきて、嬉しい気持ちで参加することになった。初の映画のOSTまで務めることになり、大きな責任感を持って制作した。どうしても出演作でシナリオを知り、映画に対する理解があったため、『ソウル・バイブス』らしい歌を作れたようだ」と感想を伝えている。
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