ライブ問題から1カ月、韓国歌手が「連絡断絶」で別会社とトラブル…ずさんな対応で訴訟問題に

2022年08月13日 話題

韓国の大手企画会社マウンテンムーブメントが、歌手キム・ヒジェと所属事務所SKY E&Mに対して、中国でのマネジメント契約解約および損害賠償訴訟を提起した。

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8月12日、マウンテンムーブメントは報道資料を通じて、「キム・ヒジェおよび所属事務所との連絡断絶および虚偽事実で損害賠償を請求する」と明らかにした。

マウンテンムーブメントは「キム・ヒジェとBlissエンターテインメント(現SKY E&M)間の中国圏マネジメント独占契約を3者契約で締結し、億台の契約金を先に払い、ドラマとOST出演部分も引き受けることになり、その約束を果たした。しかし、当該業務のリスク管理業務および告訴委任も引き受け、進行しているなか、すでに契約を完了した時点で発見された事実に、深い失望と互いの信頼が壊れるに至った。だがSKY E&Mはこれを傍観し、すべてマウンテンムーブメントに任せてきた。それにもかかわらず、マウンテンムーブメントは契約関係を持続しようと努力したが、SKY E&M側から先に一方的な連絡途絶と契約破棄の意思を明らかにした点などを総合して、損害賠償請求をしようと思う」と訴訟の趣旨を明かしている。

(写真=SKY E&M)キム・ヒジェ

マウンテンムーブメントは、訴訟に突入する具体的な理由を以下のように述べている。

第一に、韓国国内におけるスケジュールを共有しなかった。海外でのイベントとマネジメントに必要な正当な権利を行使すれば、契約を進行するかのようにしたが、結局はスケジュールを取り消し、契約書面上に明確に韓国でのスケジュールを共有するよう明示されているにもかかわらず、これを履行しなかった。

二番目に、SKY E&Mはマウンテンムーブメントにマスコミ対応および広報業務以外の告訴代理まで委任し、前ファンカフェとキム・ヒジェの関係に対して、所属事務所の公式公示内容と異なる内容の業務を推進させ、マウンテンムーブメントは関連業務を誠実に履行したが、最近、告訴代理人資格を破棄するというメッセージだけで、一方的な解任を受けた点などを挙げた。

これに対しマウンテンムーブメントは、契約解約内容証明発送と契約金返還要請、および損害賠償請求訴訟を法務代理人と協議して推し進める計画だ。

ライブ制作会社ともトラブル

先立って6月末、キム・ヒジェとライブ制作会社Moco ENTの間にトラブルが発生していた。

6月24日、キム・ヒジェが所属するSKY E&MはMoCo ENTを相手に、公演契約無効訴訟を提起した。当時SKY E&Mは「MoCo側はソウル・釜山(プサン)・光州(クァンジュ)・昌原(チャンウォン)で開かれる公演と関連して、計8回の公演中、5回の公演に対する出演料を歌手に支給しなければならない契約上の義務があるにもかかわらず、これを支給しなかった」と主張した。

それに対してMoCo ENTは、「MoCo ENTは計3回分の出演料(7月9、10、23日公演分)を、すでに1月にSKY E&M側にあらかじめ前払いした」とし、「しかしキム・ヒジェ側はアーティスト本人の名前で行う単独コンサートを準備しておきながら、一度も練習に参加せず、コンサート準備のための音源提供および広報にも非協力的で、MoCo ENTからの度重なる要請にもかかわらず、連絡が途絶えている状態」と反論した。

その後、キム・ヒジェ側がコンサートのキャンセルを通告すると、6月28日にはコンサートスタッフ180人がSKY E&Mとキム・ヒジェに頭を下げるとし、「公演の正常開催のために協力してくださることを丁重に訴える」との立場を明らかにした。

しかしそんな思いも虚しく、キム・ヒジェの所属事務所が「ツアー公演は開催されないことを明確に知らせる」と強調し、コンサートは中止となった。

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