竹内涼真、藤原竜也と共演したピョン・ヨハン主演作が日本上陸!詐欺犯を追う復讐者に

2022年07月27日 映画 #韓国映画

近年深刻化する犯罪の一つである“振り込め詐欺”を韓国で初めて描き、2021年9月に韓国公開され、オープニング成績1位の大ヒットを記録したピョン・ヨハン主演のリアル犯罪アクションが、邦題を『声/姿なき犯罪者』とし、10月17日より新宿武蔵野館ほかにて全国で順次公開されることが決定した。

【注目】竹内涼真主演『六本木クラス』に韓国注目

本作は、振り込め詐欺の罠にかかり、大金を失ったソジュン(演者ピョン・ヨハン)が、奪われた金を取り返すため詐欺組織に潜入し、壮絶な復讐を下すスリルに満ちた犯罪アクション。韓国検察庁の発表では、2020年の韓国国内で起きた振り込め詐欺被害件数は約4万件、被害額は約7000億ウォン(約700億円)にも上るという。

この数字は日本の被害額の約2.5倍にもなる。特に近年は、新型コロナの蔓延により、災害支援金をはじめ、様々な方法でフィッシング詐欺事件が多発。振り込め詐欺もSNSやスマホアプリ、メッセンジャーが使われ手口が進化しており、想像を超えた巧妙な犯罪になりつつあり、日本に住む我々も決して他人事でない。

『声/姿なき犯罪者』、10/7 新宿武蔵野館他にて全国順次ロードショー、主演:ピョン・ヨハン、出演:キム・ムヨル、キム・ヒウォン、パク・ミョンフン、イ・ジュヨン他、監督:キム・ソン&キム・ゴク、ⓒ 2021 CJ ENM Co., Ltd., SOOFILM ALL RIGHTS RESERVED
『声/姿なき犯罪者』、10/7 新宿武蔵野館他にて全国順次ロードショー、主演:ピョン・ヨハン、出演:キム・ムヨル、キム・ヒウォン、パク・ミョンフン、イ・ジュヨン他、監督:キム・ソン&キム・ゴク、ⓒ 2021 CJ ENM Co., Ltd., SOOFILM ALL RIGHTS RESERVED
『声/姿なき犯罪者』、10/7 新宿武蔵野館他にて全国順次ロードショー、主演:ピョン・ヨハン、出演:キム・ムヨル、キム・ヒウォン、パク・ミョンフン、イ・ジュヨン他、監督:キム・ソン&キム・ゴク、ⓒ 2021 CJ ENM Co., Ltd., SOOFILM ALL RIGHTS RESERVED

この日常に潜む振り込め詐欺を題材に、韓国で初めて映画化したのは、双子の兄弟キム・ソン&キム・ゴク監督。これまでにT-ARAウンジョン主演のホラー『ホワイト:呪いのメロディー』(2011)、実写とストップ・モーションアニメを用いたブラックコメディ『ポドリ君の家族残酷史X 韓国の夜と霧』(2015)など、個性豊かな作品を手掛けてきた2人は、本作を製作するにあたり、実際に詐欺犯罪を担当する知能犯罪捜査隊へ徹底した事前取材を行い、最新の事件も参考にしたそうだ。

そしてキャストには個性豊かな面々が集結。本作主演で、振り込め詐欺の被害にあった妻や同僚たち、そして30億ウォン(約3億円)を取り戻すために、詐欺グループに立ち向かう元刑事ソジュンを演じたのはピョン・ヨハン。『茲山魚譜 チャサンオボ』(2021)で流刑の天才学者と友情を育む貧しい漁師役を演じ、藤原竜也&竹内涼真出演『太陽は動かない』(2021)では、産業スパイ役として日本人俳優たちと共演するなど、幅広い活躍を見せるピョン・ヨハンが、本作では激しいアクションシーンをノースタントで挑み、製作スタッフと共演者を驚かせた。

さらに対峙する詐欺組織の主犯をキム・ムヨル(『悪人伝』)、犯人を追う刑事をキム・ヒウォン(『鬼手』)、パク・ミョンフン(『ただ悪より救いたまえ』)、イ・ジュヨン(『サムジンカンパニー1995』)など、実力派俳優たちが脇を固める。

監督のひとり、キム・ソン監督は「振り込め詐欺犯罪は社会的な問題になるほど悪質で現代的な犯罪」としたうえで「劇中のセリフのように“振り込め詐欺は悪質な犯罪であり、被害者たちは何も悪くない”ということを伝えたかった。振り込め詐欺はあまりにも精巧で緻密なのでだまされやすい犯罪。映画を観て振り込め詐欺犯罪の警戒心が伝わって少しでも詐欺犯罪が減ったら…という思いだった」とメッセージを寄せている。

【画像】全部超“不穏”!『哭声』監督原案『女神の継承』ポスター解禁!

【写真】“何か”に取りつかれた娘が禍々しい形相に…『女神の継承』場面カット

マグワイア版『スパイダーマン』のサム・ライミによる韓国恐怖映画『UMMA:オンマ』とは?

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集