昨年、Netflixと韓国JTBCで同時放送され、世界中でシンドロームを起こしたドラマ『梨泰院クラス』。その日本リメイク版が来年上半期の放送を控えたなか、主演俳優のキャスティングをめぐって議論が続いている。
日本の週刊誌『週刊文春』は12月15日、元欅坂46のセンター・平手友梨奈が『梨泰院クラス』リメイク版の出演をめぐって所属事務所と葛藤し、「所属事務所から独立する方向で調整が進んでいる」と報じた。
【写真】平手が“演じる役”の本家『梨泰院クラス』女優、黒髪に
平手友梨奈は、2015年にデビューした有名ガールズグループ欅坂46出身。2020年にグループを脱退し、現在は俳優として活躍中だ。短髪に大きなキャッツアイと独特の雰囲気に加え、演技力でも認められている。
主人公パク・セロイ役に竹内涼真が決まったなか、平手友梨奈は女優キム・ダミが演じたヒロイン、チョ・イソ役を提案された。チョ・イソはIQ162の多才な女性であり、魅力的なソシオパスで、パク・セロイと同じくらい視聴者に愛されたキャラクターだ。
しかし、すでにヒットが証明されている『梨泰院クラス』の出演をめぐって、平手友梨奈の所属事務所は「うちの平手で大丈夫ですか?」としながら、キャスティングの返答を躊躇し、最終的には断ったという。
『週刊文春』はその理由について、ドラマ関係者のコメントとして「欅坂46の頃から彼女はライブやイベントをドタキャンすることがあったが、脱退後もそれは変わらなかった。事務所のマネージャーも彼女のケアを24時間態勢でしなければならず、体調を崩してしまった」と報道した。
だが、平手友梨奈は所属事務所を辞めてでも『梨泰院クラス』に出演すると主張し、両者に葛藤が生まれ、最終的には独立するという話になったわけだ。
平手友梨奈は今年、TBSドラマ『ドラゴン桜』、映画『ザ・ファブル殺さない殺し屋』に出演し、まもなく放送予定のNHKドラマ『風の向こうへ駆け抜けろ』の主人公でもある。
人間性に疑問符がつくのは、平手友梨奈だけではない。『梨泰院クラス』日本リメイク版の主人公役に決まった竹内涼真も、過去に論議があった俳優だ。
デビュー初期から二股をかけていたとされ、その過程で元恋人を祖父母の遺品すら返さずに追い出したという。
日本のオンライン上では、「竹内涼真と平手友梨奈なんだ。まったく期待できない梨泰院クラス」「独立は自由だが、問題だらけのアイドルが問題だらけの俳優になるだけ」「いくら演技が上手くても、ドタキャンは人間として最悪」といった反応を見せた。
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