TWICEとSEVENTEENのメンバー全員が再契約で義理を守った。これにより両グループはソロとしてもチームとしても、“第2章”に入ることとなった。
TWICEのメンバー9人全員が再契約したというニュースが伝えられた。7月12日、所属事務所JYPエンターテインメントが「今秋の専属契約満了を控えてTWICEメンバー全員と再契約を完了した」とし、「JYPはTWICEがグローバルトップガールズグループとしてさらに成長していくうえで、全面的な支援を惜しまない予定」と伝えた。
2015年10月デビューしたTWICEは7年間の活動で、K-POPを代表するガールズグループとなった。日韓アルバム累計販売量1000万枚超え、海外アーティスト史上デビューから最短期間で東京ドーム公演開催、3rdフルアルバムが「ビルボード200」3位など、韓国はもちろん、海外でも圧倒的な影響力を誇った。
再契約と同時にTWICEは、来る8月26日13時に11thミニアルバム『BITWEEN 1&2』を発売してカムバックすることを予告。今年最初のアルバムであり、2021年11月の3rdフルアルバム『Formula of Love: O+T=<3』以来、9カ月ぶりのアルバムであるため、さらに注目が集まる。
カムバックを誰より待っていたONCE(TWICEファン)は、各種SNSとオンラインコミュニティを通じて喜びと感動の反応を注いでいる。
先立ってTWICEのナヨンは6月24日、TWICEメンバーで初めてソロ活動に乗り出した。ナヨンの1stミニアルバム『IM NAYEON』は、米ビルボードのメインアルバムチャートである「ビルボード200」で7位に上がり、歴代K-POPソロアーティストのなかで最高成績を記録した。それだけでなく、「トップアルバムセールス」1位など、ビルボードの計18チャートに名前を上げるなど、ソロとしてグローバルな影響力を証明した。
一方でSEVENTEENは2021年7月、再契約の時点を1年ほど控え、所属事務所PLEDISエンターテインメントと早期に再契約を結んだ。特にメンバーが計13人であるだけに、全員の再契約は難しい選択だったはずだ。
SEVENTEENのメンバー、ホシ(HOSHI)は去る7月8日、とあるYouTubeチャンネルに出演し、再契約後の率直な心情を伝えた。彼は「僕たち全員が再契約するという信念はあった。だが、いくら親しくても再契約は難しいのだ。立場によってみんな違うので、合わせていくのだ」と、涙を流したりもした。
SEVENTEENは再契約後に発売した4thフルアルバム『Face the Sun』の初動販売量(発売初週の販売量)が206万7769枚を記録し、「ビルボード200」にチャートインするなど、自己最高記録を更新した。また7月18日に発売されるリパッケージアルバム『SECTOR 17』は、予約注文量だけで120万枚を記録し、さらなる記録更新を予告している。
他にもWINNER、KARDなどがメンバー全員の再契約を伝えている。多数の意見をまとめて統一させることは容易なことではない。
再契約は単に契約を延長したというだけでなく、メンバー間の信頼、配慮などが証明されてこそ成り立つ。彼らは第2章に入り、挑戦を通じて限界を超えて新たな可能性を切り開いていく。
メンバー全員の再契約と関連して大衆音楽評論家のチョン・ミンジェは、「活動年数が重なってくると、アイドルグループは再契約に対する負担をみんな感じる。TWICEが7年間も活動し、アルバムもたくさん出したが、継続して活動を続けることができるか懸念もあったようだ。今回、全員が再契約を結ぶことになって、業界だけでなく仲間のアーティストたちも(全員再契約を)羨ましいという立場を見せていた。良い事例として残りそうだ」と説明した。
続いて、「デビュー初期はアルバムを無理に出して、忙しく活動する傾向がある。キャリアが積み重なっていくと、アルバムを比較的のんびり出しながら貫録を見せることができる。若い年齢ではないので、そう見せることができるだろう。パフォーマンスや音楽的なスペクトルが広がり、面白い活動を続けることができるのではないかと思う」と、彼らの歩みを期待した。
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