2000年代の開始とともに、日本に沸き起こった韓流ブーム。ドラマで火が付いた人気はやがてK-POP人気へとつながり、今では10代たちも熱狂する“第3次韓流ブーム”が起きている。
気になるのは、かつて人気だった“あの人”たちのその後だ。
彼ら彼女らは今、どうしているのだろうか。シリーズでお届けする意欲企画。今回は韓流ブームの中、“韓流のプリンス”と称されたリュ・シウォン。最近、その姿をめっきり見かけなくなってしまったが……。
NHK地上波でも放映されたドラマ『美しき日々』をきっかけに、韓流スターとして知名度を上げたリュ・シウォン。2005年には日本で歌手デビューを果たし、第47回日本レコード大賞大衆賞を受賞。2007年にはTBSドラマ『ジョシデカ!-女子刑事-』に出演、仲間由紀恵、泉ピン子と共演するなど、日韓をまたにかけて活躍した。
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プライベートでは2010年10月に9歳年下の一般女性チョ・スンインさんとデキ婚し、翌年に長女のヒョンソちゃんを授かった。
2011年3月に発生した東日本大震災の際には被災者への義援金として2億ウォン(約2000万円を寄付。ボランティア活動も行うなど公私ともに充実期を迎えていたが、2012年に状況が一変する。
2012年3月、妻が離婚及び刑事訴訟を起こしたのだ。刑事訴訟においては妻への暴行・脅迫・追跡目的で車にGPSを取り付けた容疑をかけられるも、リュ・シウォンは上告状を提出するなどして対抗。だが、2014年9月に最高裁の判決ですべての容疑が認められ、700万ウォン(約70万円)の罰金刑が確定した。
離婚訴訟は3年6カ月に及ぶ泥沼の親権争いを繰り広げた末、2015年1月に離婚が成立。子供の親権は妻が有することになり、リュ・シウォンは慰謝料3000万ウォン(約300万円)と財産分与3億9000万ウォン(約3900万円)、養育費として毎月250万ウォン(約25万円)の支払いを宣告された。
この一連の騒動でリュ・シウォンのイメージダウンが深刻化し、2012年のドラマ『グッバイマヌル~僕と妻のラブバトル』の出演を最後に、事実上の俳優業休止状態となっている。
もっとも、リュ・シウォンは完全に消えてしまったわけではない。