韓国大手芸能事務所の元代表PDの“脅迫事件”裁判、麻薬で収監中の元アイドル練習生の不参加で延期に

2022年05月16日 話題

韓国を代表する芸能事務所YGエンターテインメントのヤン・ヒョンソク元代表プロデューサーの“報復脅迫”などの容疑に対する裁判が先送りされた。

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裁判延期の理由は、証人尋問が予定されている元アイドル練習生ハン・ソヒの健康上の問題のためだ。ヤン・ヒョンソク側は、ハン・ソヒが裁判の手続きを軽く見ていると指摘し、検察側は「やむを得ない事情だ」と答えた。

5月16日、ソウル中央地方裁判所・刑事合意23部は、ヤン・ヒョンソクの特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(報復脅迫など)に関する裁判を5月30日に延期した。同日の裁判にはヤン・ヒョンソクをはじめ、弁護団と検察側が全員出席した。しかしハン・ソヒが突然、健康上の問題で出席できないと明らかにし、裁判が延期となったのだ。

突然の先送り

(写真提供=OSEN)ヤン・ヒョンソク元代表PD

ヤン・ヒョンソク側は、ハン・ソヒの突然の裁判手続きの延期が納得できないと主張。ヤン・ヒョンソク側は「この裁判は在宅起訴で進行中だが、被告人の名誉に関連した裁判だ」とし、「3月にも新型コロナウイルスによって先送りされ、継続して先送りされている。今日の午前9時30分まで何の書類も提出しておらず、急に先送りとなるのは正しいことなのか。本当に健康上の問題があるのかも疑わしい。この裁判によって、被告人の社会的活動に制約がある。法廷で以前から取っておいた期日を先送りすることは、法廷の手続きを軽く考えることであり、ファックス1枚で期日を先送りすることは納得し難い」と主張した。

検察は、ハン・ソヒが日曜日に体調を崩したため、やむを得ない事情だったと抗弁した。検察は「ハン・ソヒが一日中続いた反対尋問に誠実に答えた。不出席事由書を出したということを、証人の証言に対する信憑性に問題があるかのように指摘するのは論理的な飛躍がある。昨日が日曜日だったので、裁判所に連絡できる時間が月曜日しかなかった。検察でも迅速に裁判が進められるよう協力する」と反論した。

裁判所も同様に、この裁判を迅速に進めるつもりと話した。ハン・ソヒの不参加で延期された裁判は、5月30日に再開される予定だ。

(写真提供=OSEN)ハン・ソヒ

ヤン・ヒョンソクは2016年、YGエンタ所属のグループiKONのB.I(本名キム・ハンビン)の麻薬疑惑を揉み消すために、ハン・ソヒに陳述を覆すように強要した容疑で裁判を受けている。

ハン・ソヒはヒロポン投薬などの容疑が有罪と認められ、今年4月に懲役1年6カ月の刑が確定し、現在収監中だ。

先立って裁判に証人として出席したハン・ソヒは、別の証人である警察官Aの証言は嘘だったと明らかにし、練習生として過ごした期間、麻薬犯罪と関連した事項、また別の被告人B氏に連絡した状況などについて証言した。

(記事提供=OSEN)

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