薬物使用容疑で裁判を受けたパク・ユチョンが実刑は免れた。言い渡されたのは懲役10カ月、執行猶予2年。なぜ実刑は免れたのかを分析する。
7月2日、水原(スウォン)地方裁判所のキム・ドゥホン判事は、麻薬類管理に関する法律違反の疑いで裁判を受けたパク・ユチョンに懲役10カ月・執行猶予2年を言い渡し、140万ウォン(約14万円)の追徴を命じた。また、保護観察および治療命令を下した。
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裁判部はこの日、「被告人はファン・ハナと共謀、計3回ヒロポン2gを買収し、計7回の投薬をした。被告人は自白しており、麻薬鑑定書など犯罪事実すべて有罪と認められる」として、「麻薬類犯罪は中毒性や個人的社会的弊害が深刻で、厳しく処罰しなければならない。足の毛からヒロポン成分も発見された」と述べた。
しかし、裁判部はパク・ユチョンに懲役10カ月、執行猶予2年を言い渡した。
実刑を宣告しなかったことと関連し、裁判部は「被告人は拘束されて以降、犯行を認めており、反省する態度や前科のない初犯である点、さらには2カ月以上拘束されるなかで反省の意志を見せた」と説明した。
パク・ユチョンがこれまで水原拘置所に収監されて生活しながら自分の罪を反省し、また彼が初犯である点が考慮され、実刑を言い渡さなかったと見られる。
特に、初犯であっても麻薬関連事件に対して強硬に対処してきた司法部だが、パク・ユチョンが自ら反省する態度を誠実に示したことで、このような判決を下したものと解釈できる。
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