tvN新ドラマ『イヴ』側が、女優ソ・イェジに復帰のチャンスを与えた。ソ・イェジにとって『サイコだけど大丈夫』以来2年ぶりのドラマ復帰となる。何よりも、スキャンダルで非難された後に発表した復帰の知らせだ。
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『イヴ』側は2月25日、主演キャストの初の台本リーディングショットを公開した。ヒロイン役のソ・イェジをはじめ、パク・ビョンウン、ユソン、イ・サンヨプらが台本を持ってポーズを取っている写真だ。
このドラマは『イヴのスキャンダル』という仮題で公開された昨年からキャスティングに熱い関心が集まっていたが、ヒロイン役を提案されていたソ・イェジが最終的に出演を決めた。
ソ・イェジが務めるのは、13年間復讐を計画した女性、イ・ラエル役。父が亡くなった後、復讐を計画して韓国0.1%の上流層夫婦の離婚訴訟を起こす人物だ。
ソ・イェジは2020年夏に放送された『サイコだけど大丈夫』で人気を集めた。
華やかなスタイリングとカリスマあふれる演技、魅力的な中低音ボイスで視聴者を魅了した。相手役のキム・スヒョンと一緒に視聴率、話題性、演技力すべてを牽引し、国内外のファンから圧倒的な支持を受けた。
ところが昨年4月、思いもよらないスキャンダルが発生した。
過去に俳優キム・ジョンヒョンの態度をめぐって論争が起きていたが、その背後に恋人だったソ・イェジのガスライティング(心理的虐待の一種)があったという報道が出たのだ。
当時、ソ・イェジ側は「恋人同士の俳優の間ではよくある痴話喧嘩」とし、「恋人間で行われた非常にプライベートな会話であることを考慮せず、大きな誤解を招いたようだ。個人の未熟な感情で多くの方々にご心配をおかけしたことを深く反省している」と釈明した。
しかし、これを皮切りにソ・イェジをめぐるあらゆる疑惑が次々と浮上した。学生時代の整形疑惑、大学の学歴偽造問題、東方神起ユンホとの交際やガスライティング、スペイン留学時代の人柄問題まで疑惑は後を立たず、膨らむばかりだった。
それに対し、ソ・イェジは釈明ではなく、自粛を選んだ。
これといった釈明や謝罪もなく姿を消していたソ・イェジに『イヴ』の制作陣が復帰のチャンスを与えたのだ。さらには「芯の強いイメージを持っており、イ・ラエル役を見事に演じられるエネルギーを持った女優」と賛辞を送った。
制作陣によると「ソ・イェジは最初のミーティング、最初の出会いからは誰よりも台本を徹底的に分析してきた。キャラクターに対する高い理解と作品への人一倍の愛情がキャスティングを決定した主な理由だ」という。『イヴ』は昨年11月にクランクインしたため、残るは視聴者の評価のみ。ビジュアルや演技力では非の打ち所がないソ・イェジだが、芸能人に対する世間の目が厳しくなった今だからこそ、どれほど多くの視聴者を惹きつけるかは予想がつかない。
“復讐スキャンダル”で戻ってきたソ・イェジが自分の価値を証明して見せられるかどうか、注目が集まっている。
(記事提供=OSEN)
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