MAMAMOOのムンビョルが“歌手ムンビョル”として、新しい扉を開いた。
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2018年のシングル『SELFISH』でソロ活動をスタートさせたムンビョルが、3枚目のミニアルバム『6equence』でカムバックした。2枚目のミニアルバム『Dark Side of the Moon』以来、1年11カ月ぶりだ。
ソウル東大門(トンデムン)に位置するRBWの練習室で会ったムンビョルは、「想像したものを100%現実に作り上げたアルバムだ。デザインから曲まで、一つひとつアイデアを出した」とし、準備だけで1年をかけた今回のアルバムに深い愛情と格別な自信を示した。
今回のアルバムは“愛”をテーマに、愛する2人が出会う瞬間から別れて未練を持つ瞬間までをストーリーのように有機的に表現した。ムンビョルは「最初の曲から最後の曲まで、愛する人との出会いから別れまでのストーリーテリングで構成した。一度くらい経験したり、どこで聞いたりしたような、愛の物語を表現したかった」とし、「誰もが共感できるように表現したアルバムだ。ひとつのジャンルで、すべての収録曲が統一されることを一番やりたかった」と説明した。
タイトル曲『LUNATIC』は、倦怠期の内容を盛り込んだ。ムンビョルは「ストーリーの主人公である女性が倦怠期を経験する話だ。あまり重くするのではなく、“あなたが私をより愛しているのなら、あなたが私に合わせて”と軽くとらえた」とし、「前奏を聞いてすぐに、“この曲だ”と思った。自分の頭の中に溜まっていたものを取り出したように、前奏を聞いて気に入り、タイトル曲に決めた」と満足感を表わした。
愛の物語を扱った曲が多数であるだけに、実際の恋愛経験が反映されたのかを尋ねると、ムンビョルは「恋愛をしたのは本当に昔のこと」と笑った。
同時に「デビュー直前が最後の恋愛だった。当時は若かったし、自分を好きな人には惹かれなかった。ところが今になって思い出すのは、むしろ私を愛してくれた人だった。恋愛経験が乏しくて、愛と関連した曲を作業するときには大変だが、以前のそういった記憶を思い浮かべながらインスピレーションを得る」と話した。
MAMAMOOでラップを引き受けているムンビョルにとって、ソロ活動は新たな挑戦と同じだった。『Um Oh Ah Yeh』『You’re the Best』『Yes I Am』『Decalcomanie』など、数多くのヒット曲を残したMAMAMOOメンバーという点も大きなプレッシャーとして作用した。
ムンビョルは「8年間、ラップだけをやってきたので歌うことが簡単ではなかった。最善を尽くした。特に、もしかしてMAMAMOOに被害が出ないかと、そのプレッシャーが大きかった。MAMAMOOとしてたくさんのジャンルを経験して、個々人の成長がとても大きかった。それだけ大衆も私たちに対する期待感が大きくなると思う」とし、「ソロ活動をしながら、MAMAMOOムンビョルから歌手ムンビョルとして、新たにスタートさせる感じがする。“これからが始まりだ”という感じ」と打ち明けた。
そんなムンビョルにとって、メンバーの応援は大きな力になった。
ムンビョルは「ソラ姉にタイトル曲を聴かせたが、“いよいよ自分の服を見つけたんだ”と言ってくれてありがたかった。むしろメンバーたちに聴かせるほうが緊張するので、あまり聴かせない」と、恥ずかしそうに笑顔を作った。
同じような時期にソロ活動をしたフィインについては、「それぞれの道を行っているが同じ家族だからいつも励まして応援する気持ちだ」とし、「似たような時期に一緒に活動をしても大丈夫かと思ったが、むしろもっと自分のカラーを見せるきっかけになると思う」と話した。
これまで数多くのアーティストとコラボしてきたムンビョルは、今後一緒にやりたいアーティストとして少女時代テヨンを挙げた。
最近、テヨンがレギュラー出演中のバラエティ番組『驚くべき土曜日』(原題)に出演し、テヨンの“ガチファン”であることを明らかにして涙を見せた。
それに触れるとムンビョルは、「なぜ突然、涙が出たのかわからない。私が羨望していた方が“ビョラ”と呼んでくれたことに涙が出たようだ。オンニ(姉さん:テヨンのこと)が驚いたようで、撮影終了後、マネージャーを通して連絡を残してくれた。今度はオンニと呼びたいと言ったが、すぐにDMでもともととても好きで応援しているので、今度はもっと気軽になろうとおっしゃってくれた。天使だ」とし、「テヨンオンニとコラボできたら、私の夢をすべて叶ったと言えそうだ」と上気した顔で話した。
いつの間にかデビュー9年目だ。MAMAMOOとして20代を過ごしたムンビョルも、今年30代を迎える。ムンビョルにとってMAMAMOOは“青春”と同じだ。
事務所との契約問題で解散するグループが多い“魔の7年ジンクス”を乗り越えたMAMAMOOについて、「一緒にMAMAMOOを続けたい気持ちもあって、音楽以外のジャンルに関心がないので、ひとつの目標でつながれたようだ。各自の道でどんな道を行っても互いに尊重しながら、私たちMAMAMOOは4人ということは変わらない考えだ」と愛情を表わした。
そして「MAMAMOOは青春を捧げたグループだ。おかげで温かくもあるし、もっと痛く苦しいときもあった。MAMAMOOという青春は、30代の私がさらに大きくなるための根っこになってくれる」と話した。
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