ワイヤーで足を縛り転倒させて落馬シーンを撮影し、馬を死亡させたことで非難を浴びている韓国KBSのドラマ『太宗イ・バンウォン』(原題)が、3週連続で放送を見送る。
KBSの関係者は2月3日、複数の韓国メディアに「『太宗イ・バンウォン』が2月5、6日の放送も見送ることになった。再開スケジュールは議論中だ」と明らかにした。
これによって“動物虐待”議論後、1月22日から放送中断となっていた『太宗イ・バンウォン』は、3週連続で放送されないことが決まった。
先立って1月1日に放送された『太宗イ・バンウォン』第7話の落馬シーンを撮影する際、制作陣が馬の足首をワイヤーで縛り、強制的に馬を転倒させていたことが発覚した。その馬は撮影から1週間後、死亡している。
動物を“道具”のように扱った制作陣に対して、人気俳優や動物愛護団体はもちろん、政界からも批判の声が上がり、大問題に。KBS側は1月20日に続き、1月24日にも謝罪の立場を表明したが、議論は収まらなかった。
騒動を受けて『太宗イ・バンウォン』の放送は中断。ドラマを廃止にすべきとの声もあるなか、今週で3週連続の放送中断となる。
■【画像】ワイヤーで足を縛り転倒させて落馬シーンを撮影…馬は死亡
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