韓国のスター俳優キム・ヘスとイ・ジョンウンが初共演し、第57回百想(ペクサン)芸術大賞で最優秀脚本賞、第42回青龍(チョンヨン)映画賞で新人監督賞を受賞した話題作『ひかり探して』(パク・チワン監督)が、1月15日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開となる。
公開が一週間後に迫った今回、芥川賞作家の李琴峰、宇垣美里ら各界の著名人から推薦コメントが到着した。
以下、推薦コメント
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私が死んだ日に、光を探して――
少女の自死の裏を追いかける女性刑事が辿り着いたのは、
女たちの友情と助け合い、傷を負った者同士の共感と連帯だった。
それは海に降り注ぐ黄金色の西日のようにきらきらしていて、美しかった。
李琴峰(芥川賞作家・翻訳家)
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ちっとも優しくない世界で
ひとりぼっちな少女の眼差しが切ない
私たちの前に横たわる現実はただただやるせないけれど
戦うこと、生き抜くことを決めた人の横顔は
なによりも美しくて
力がふつふつと湧いてくるのを感じた
宇垣美里(フリーアナウンサー)
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手を繋いでいっそ脱してしまおうか。
手を携えてそれでも闘い続けようか。
こんな腐敗した社会のなかで、そんな「死んで」は「生まれて」相克する思考から、
この結末はわたしを逃してくれない。
児玉美月(映画執筆家)
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自分のために生きる理由があなたにあると誰かにまっすぐ信じてもらえることは、
生きる時間を未来に運ぶ。
まだ会ったことのない誰かとの偶然の交わりに、誰もが助けられるかもしれない。
そういう光が映っていた。
野村由芽(編集者・me and you)
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女性が撮った女性映画で演技する女性たち。
キム・ソニョン、ムン・ジョンヒ、キム・ジョンヨン。
主役だけじゃない。これらの俳優さんたちが動き、話すのを見ているだけでも
幸せになれる。
斎藤真理子(韓国文学翻訳家)
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煌びやかでゴージャスそのものだった昔のキム・ヘスより
今の飾らない逞しい彼女が好きだ。
ポケットに手を突っ込んでのしのし歩く彼女の怒った肩が、
人生の長さを教えてくれる。
玄理(俳優)
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