BTSはグラミー賞の“鉄壁”を突き破ることができるか…一定の変化もあり「受賞の可能性を高く見る」

2021年11月24日 話題 #BTS
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ポップ・ミュージックの本場に一石を投じたBTS(防弾少年団)が、“鉄壁”ともいわれるグラミー賞の壁と対峙する。

【写真】「呼吸困難になる」Vの“無邪気な色気”

昨年、韓国の大衆音楽歌手として初めて「グラミー・アワード(Grammy Awards)」にノミネートされたBTSが、今年も受賞候補に上がった。グラミー賞の主管社である米レコーディングアカデミーは11月24日(日本時間)、BTSの『Butter』を第64回グラミー賞の「ベスト・ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス(Best Pop Duo/Group Performance)」部門の候補として発表した。

BTSがグラミー賞にノミネートされたのは、今回が2回目だ。BTSは第63回グラミー賞当時、『Dynamite』で韓国歌手初の「ベスト・ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス」にノミネートされた。残念ながら受賞には至らなかったが、白人歌手中心のグラミー賞の壁に“亀裂”を入れたとの評価を得た。

ただ期待を集めた主要4部門である「General Field」にノミネートされることはなかった。「レコード・オブ・ザ・イヤー」「アルバム・オブ・ザ・イヤー」「ソング・オブ・ザ・イヤー」「ベスト・ニューアーティスト」の4部門のノミネートに、BTSの名前はない。

(写真提供=BIGHIT MUSIC)BTS

BTSはノミネート発表に先立ち、今年のヒット曲『Butter』が米ビルボード「HOT100」で計10週も1位に上がり、「アメリカン・ミュージック・アワード」(American Music Awards)で「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。それだけにグラミー賞の「レコード・オブ・ザ・イヤー」にノミネートされるのではないかとの展望も報じられたが、やはりグラミー賞の障壁は高かった。

BTSが超えるべき“グラミー賞の壁”

これまで保守的、排他的な授賞式という批判が絶えなかったグラミー賞は、「レコード・オブ・ザ・イヤー」部門にBTSをノミネートしなかったことで、再び非難を浴びている。AP通信は「『バター』が拒絶された」と報じ、「今夏のメガヒット曲だったが、グラミー賞はたった1部門のノミネートにだけ韓国グループBTSを挙げた」と問題提起した。

大衆音楽評論家のカン・テギュは、「今年の表面的な成績だけを見ても、BTSが本賞にノミネートされなかったことは納得できない。グラミー賞はBTSを手放したが、反対に世界中の音楽ファンはBTSをより深く胸に抱くことになった」と話した。

ただ「レコード・オブ・ザ・イヤー」部門のノミネートには失敗したものの、最も権威があり、鼻の高さで有名なグラミー賞に2年連続でノミネートされたこと自体が、意味のある「亀裂の始まり」と見る専門家も少なくない。大衆音楽評論家のパク・ヒアは、「BTSがグラミー賞にノミネートされたということは、グループとしての成果もすごいことだが、アジア人アーティスト、さらにアイドルバンドが成し遂げたという点でグラミー賞の“壁”を1段階ではなく、3段階、4段階も越えた成果と見るできる」と話した。

今年は受賞に対する期待も高い。もし今回のグラミー賞でトロフィーを握ることになれば、BTSはアメリカの3大大衆音楽授賞式でグランドスラムを達成することになる。ひとまず雰囲気はいい。11月22日、グラミー賞の前哨戦として通じるアメリカン・ミュージック・アワードでBTSは、大賞の格である「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」をはじめ、3冠を達成。グラミー賞に向けて有利な成績を収めている。

(写真=AMA)BTS

現在、BTSのグローバルな人気と地位も天井知らずだ。アルバム販売枚数やビルボードチャート順位など多方面で好成績を残したという点も、グラミー賞の受賞の可能性を感じさせる要素だ。5月に発表した『Butter』で米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」で、計10週にわたって1位を獲得し、『Permission to Dance』、コールドプレイとのコラボ曲『My Universe』でもトップを記録し、名実ともに“ヒット請負人”となった。

さらに、これまで「保守的」という評価を受けてきたグラミー賞が、今年に入って変化を図った点が影響を与えるとの分析も出ている。今回のグラミー賞からは、公正性論議の中心であった審査委員会が消え、1万1000人余りに達するレコーディングアカデミー会員の投票で候補を選定する方式が新たに導入された。BTSの世界的な人気と影響力が幅広く認められる道が開かれたわけだ。

前出のパク・ヒアは、「受賞可能性を高く見ているが、今回も不発となれば、西欧圏音楽市場に対する相変わらずのプライドと、音楽消費者の情緒を考慮せず自分たちの選定基準を固守していくという意味になるだろう」と話した。K-POPを超え、ポップの本場であるアメリカ現地で確固たる影響力と興行パワーを認められてきたBTSが、女性アーティスト、有色人種アーティストに対する“冷遇”議論が毎年繰り返され、「ホワイトグラミー」という汚名までつけられたグラミー賞の強固な壁を貫くかが注目される。

第64回グラミー賞の授賞式は来年1月31日、日本時間2月1日に開かれる。

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