“チャート順位操作”を知らなかったは嘘だった?関係者の告発で人気歌手本人への疑惑が再燃

2021年11月16日 話題

人気歌手ヨンタクをめぐる音源を買い占めてチャートを操作したという疑惑について、当事者自身も事実を把握していたという内容の資料が警察に追加で提出され、さらなる波乱が予想されている。

ヨンタクに対する不送致決定異議申請書を提出した人物は、所属事務所の音源買い占めを初めて告発した投資家のA氏だという。

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「買い占めを知っていたように見える」

韓国メディア『韓国経済』は11月16日、「A氏が15日、法律代理人を通じてヨンタクに対する不送致決定異議申請書をソウル警察庁に提出して再捜査を促した」と報道。

A氏は異議申請書に「ヨンタクがイ代表を含めて音源順位操作をした公募者たちと一緒にいるグループチャットルームにいた。多数の音源サイト実行画面キャプチャ写真が転送されたという点、イ代表が“ヨンタクも作業するということを知っている?”という問いに対して“はい”と答えていた点などの状況から、ヨンタクが音源買い占めの事実を知っていたように見える」という内容を明らかにしたという。

(写真提供=MILAGROエンターテインメント)ヨンタク

これに先立ち、去る11月1日には、音源買い占め疑惑で警察の調査を受けたヨンタクの所属事務所MILAGROエンターテインメントのイ・ジェギュ代表が、起訴意見で検察に送致された。

イ代表は謝罪文で、「今回の件は私が独断的に進行した。長い無名時代の末、オーディション番組で自分の能力だけで注目されるようになったアーティストに、迷惑をかけて申し訳ない」と、ヨンタクが知らなかったことを強調している。

関連事件を2年余り捜査してきた警察は、この主張を受け入れ、ヨンタクには不送致の決定を下していた。

A氏の告発で操作はふり出しに

しかし、それ以後、ヨンタクとイ代表、マネジメント権を委任されたB氏らが、2019年6月にやりとりしていたグループチャットルームの内容がSBSの芸能ニュースを通じて公開され、ヨンタクが本当に買い占めを知らなかったのかに対する疑問が提起されることとなった。

ヨンタクは自身のファンカフェで「私がこの件について知っていたということは事実ではない。私はすでに捜査機関に出席して調査を受けており、この件と関連して疑惑無しと明らかになった」と反論。

だが、今回のA氏の告発で、事件はふり出しに戻ったようだ。

イ代表の拘束以後、ヨンタクの認知に対する疑惑が続き、テレビ出演は各テレビ局の基準に応じて判断されてきた。KBSとSBSは出演カ所を最大限編集し、MBCは編集無しで放送していた。しかし、編集してもしなくても視聴者からは抗議が相次ぎ、テレビ局側も混乱に陥った。

今回、ヨンタクに対する追加の疑惑提起がなされたことにより、今後の警察捜査の結果に注目が集中している状況だ。

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