チョン・スジョン、アン・ヒヨン、パク・ジヨン。K-POPアイドルとして活躍した美女スターたちが、たしかな演技力で映画とテレビを行き来しながら存在感を示している。
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ガールズグループf(x)出身のクリスタルはチョン・スジョンとして、EXIDのハニはアン・ヒヨンとして、T-ARAのジヨンはパク・ジヨンとして演技活動中だ。K-POP界を離れ、現在は本名で演技者として跳躍する姿に注目が集まっている。
f(x)出身であるクリスタル=チョン・スジョンは、しっかりとした演技力でテレビとスクリーンを行き来している。
現在ドラマ『警察授業』(原題)で柔道女子オ・ガンヒに扮し、カン・ソンホ(演者ジニョン)とパク・ミンギュ(演者チュ・ヨンウ)の間で三角関係を形成し、初恋のいきいきとした記憶を思い出させた。制服姿のビジュアルとクールな性格、その合間に見せる親しい姿などで魅力を発揮している。
『警察授業』ではガールクラッシュな魅力を見せているが、6月にNetflixを通じて公開された映画『甘酸っぱい』では、完璧そうに見えるがどこか抜けているボヨンを熱演した。チャンヒョク(演者チャン・ギヨン)の会社同僚で、仕事と愛を独り占めしようとするが、何日も洗っていない様子などで笑いをプレゼントした。
映画『甘酸っぱい』は新型コロナの影響で劇場公開されなかったが、映画やドラマを行き来する「クリスタル」チョン・スジョンの活躍は目立った。
EXIDのハニとして親しまれたアン・ヒヨンも、女優として飛躍している。
アン・ヒヨンは2012年2月、デジタルシングル『HOLLA』でEXID のメンバーとしてK-POP界にデビューした。彼女はK-POP界における逆走神話(過去の曲が遅れてヒットしてチャートを逆走する現象)の元祖だった。2014年の曲『UP&DOWN』の映像がオンライン上で逆走し、大きな人気を得た。
そのため「ハニ」の名前が広く知られているが、2019年にSUBLIME ARTIST AGENCYと専属契約を締結し、本名の「アン・ヒヨン」で俳優活動に邁進している。
アン・ヒヨンは映画『大人たちは知らない』(原題)を通じて、逸脱する青少年たちの姿をよどみなく表現した。またカカオTVの『まだNot30』(原題)では、まだ30歳に慣れないアナウンサー、イ・ランジュを演じて年上年下ロマンスを描いた。来る8月31日に公開されるwavveのドラマ『You Raise Me Up』では、泌尿器科医に扮し、初恋相手ヨンシク(演者ユン・シユン)と病院で再会するストーリーで、新たな魅力を予告している。
T-ARAのジヨンも去る8月25日に映画『火女』(原題)の出演を確定させ、久しぶりにスクリーンに帰ってくる。スリラー映画である『火女』は、有名女優として生きてきたが、一瞬のミスで危機を経験し、再起を狙うヒロインの物語だ。パク・ジヨンが主人公イ・スヨン役を引き受けた。
パク・ジヨンはガールズグループT-ARAのメンバーとして知名度を上げ、ドラマ『ドラゴン桜(勉強の神)』『ドリームハイ』シリーズなどで演技活動も並行した。最近、アイドルの話を盛り込んだドラマ『イミテーション』では、トップアイドルを演じて挑発的な魅力で注目を集めた。また最近は、T-ARAのカムバックを準備しながら、K-POP界と撮影現場を行き来する精力的な活動を予告した。
とある芸能関係者は「今では演技ドル(演技をするアイドルのこと。演技力不足などを指摘するニュアンスも)という認識もなくなったようだ」としながら、「アイドルとして積み上げてきた知名度が、ドラマのヒットで肯定的な影響を与えたりもする」と述べた。
少なくないアイドルが演技活動を並行しながら多方面で活躍するオルオラウンダーに成長するなかで、しっかりと本名を取り戻したスターたちの活躍に注目したい。
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