日本の国民的歌手が夫の不倫で悩んでいるというニュースが韓国でも取り沙汰されている。
【画像】『鬼滅』“パクり疑惑”の韓国ゲームはどれだけ似てた?
8月18日、韓国メディア『韓国経済』は「日本の国民的歌手を捨てて、20代ファンと不倫…バレると極端な試み」というタイトルの記事で、現在日本で話題となっている歌手LiSAと声優の鈴木達央夫妻のことを取り上げた。
LiSAは韓国でも日本の国民的歌手として知られている。しかしデビュー10周年を迎えた7月、夫の不倫を知ることに。不倫相手は夫・鈴木達央の長らく応援してきた20代の女性ファンで、2人はホテルだけでなく、LiSAがいない自宅でも会っていたという。
不倫のニュースが報じられたあと、LiSAは自身のツアー公演で、「私にはみんながいるから大丈夫」とメッセージを伝えていたが、鈴木達央はこれといった反応を示さなかった。その後8月初頭に自宅で“極端な選択”をし、東京近郊の病院に緊急搬送されている。
鈴井達央は現在も入院中で、一時は人工呼吸器をつけ、生死をさまよう状況だったという。 またLiSAも一連の出来事に衝撃を受け、予定されていたライブをキャンセルし、心身疲労による活動中断のニュースを伝えた。
しかしなぜ韓国が2人の動向に注目しているのか。それには理由がある。
LiSAは自身が主題歌『炎』を歌った『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が、韓国でも公開されるや否や大ヒットし、社会現象にもなった。韓国映画振興委員会の集計によると、未曽有のコロナ禍にもかかわらず215万人以上を動員し、2021年の観客動員数4位にランクイン。そのため主題歌も注目され、韓国では“日本の国民的歌手”として知られることとなった。
また夫の鈴木達央も、韓国では名の知られた声優として地位を築いている。
彼がメインキャストの声を担当したアニメ『黒子のバスケ』(高尾和成役)、『七つの大罪』(バン役)、『Free!』(橘真琴役)などは韓国でも放送され、一躍人気作品に。またこれらの劇場版も上映され、人気を博しており、鈴木達央の名は韓国のアニメファンにも広く知られているのだ。
そして韓国では不倫は日本以上に絶対的タブーとされており、非常にセンシティブな問題だ。特に芸能界では、復帰以前に業界から抹消されかねない重大案件と見られている。
2020年に日本でも大きな話題となった東出昌大、唐田えりかの件も韓国で大きく報道されていた。
唐田えりかの韓国での所属会社BHエンターテインメントも当時、「唐田えりかのニュースで多くの方々に迷惑をかけて心から申し訳ない。現在反省し、悔いている。また、このことで大きな傷を負った家族やファンの方々に深くお詫び申し上げる」と公式声明文を発表し、以降、韓国での活動はほぼ不可能な状態に陥った。
このように多方面に波及している鈴木達央の不倫問題。今後どのような決着を迎えるのか韓国も注目している。
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