『新感染』ヨン・サンホ監督のサスペンスドラマがまさかの映画化「映画に合うストーリーだと思う」

2021年07月20日 映画 #韓国映画

『新感染ファイナル・エクスプレス』『新感染半島ファイナル・ステージ』のヨン・サンホ監督が、tvNドラマ『謗法~運命を変える方法~』を映画化した理由を明かした。

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7月20日、ソウル竜山(ヨンサン)区CGV竜山アイパークモールで映画『謗法:在此矣』(原題、キム・ヨンワン監督)のメディア試写会が行われた。

『謗法:在此矣』は、蘇った死体による連続殺人事件を防ごうとするミステリー映画であり、2020年2月に放送されたtvNドラマの映画化作品だ。副題にある“在此矣”は韓国のゾンビを指す言葉だ。

映画では監督ではなく、作家として参加したヨン・サンホ氏は「ドラマで、ペク・ソジンが消えてからカムバックさせるための事件や話がないか悩んだ。そうして思い浮かんだのが、この『謗法:在此矣』という話だった」とし、「この話はスピード感があり、スピーディーで力強く、ドラマよりは映画にしたいと思った。肝心な話の切り替えとして、この話がよく映画に合うだろうと思った」と説明した。

『謗法:在此矣』ポスター

続いて「以前はひとつのメディアでストーリーが終わるのが美徳だったが、最近は複数のメディアを行き来しながら世界観を楽しむ方法が増えている。その世界を楽しむ人々にとっては新たな楽しさになると思った」と付け加えた。

最後に「位階社会について話したかった。決裁書類にある名前。その名前の判子を押す人たちが書類にどれだけの責任を持っているのか、位階社会とはどんな意味なのかと思った」と映画の意味を説明した。

先立って放送された、超常現象を題材としたドラマ『謗法~運命を変える方法~』は、相手の漢字名、写真、所持品があれば人を呪い殺せる少女と、正義感あふれる新聞記者が悪に立ち向かう物語。“謗法”という能力を持つ正体不明の少女ペク・ソジンを『パラサイト 半地下の家族』のチョン・ジソ、新聞記者のイム・ジニを『女は冷たい嘘をつく』のオム・ジウォンが演じた。

『新感染ファイナル・エクスプレス』『新感染半島ファイナル・ステージ』のヨン・サンホ監督が脚本を手掛けた『謗法:在此矣』は、ドラマの世界観をもとに、韓国版ゾンビの“在此矣”にスポットを当てて、世界観を広げている。

メインキャストには、ドラマ版キャストのオム・ジウォン、チョン・ジソ、キム・イングォン、チョン・ムンソンはもちろん、オ・ユンアなど追加キャストも登場。ドラマ版以上の豪華な仕上がりになっている。

この夏、注目の映画『謗法:在此矣』は、韓国で7月28日に封切りされる。

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