「主人公に対する偏見がある(笑)」
ウェブトゥーンからドラマ、映画、そしてOTTまで、多様なジャンルを行き来するヨン・サンホ監督の主人公には特別なところがある。
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まるで漫画から飛び出してきたような男主人公たちが登場するのだ。
映画『新感染ファイナル・エクスプレス』の俳優コン・ユ、韓国で7月15日に公開されたばかりで『新感染』の4年後の朝鮮半島を描いた『半島』(原題)の俳優カン・ドンウォンがそれを証明しており、制作準備中のNetflix(ネットフリックス)オリジナルシリーズ『地獄』(原題)の俳優ユ・アインを見ても、それがわかる。
ヨン・サンホ監督に「あまりにイケメン好きなのではないか」と冗談で聞いてみると、「『サイコキネシス念力』の俳優リュ・スンリョン先輩もいる。主人公の顔だ」と笑いながら、「ちょっとそんなところがある。『新感染』の時もそうで、私は漫画の主人公に持っている偏見がある。これまでに出演してきた俳優たちを見ればわかるでしょう」と話した。
映画に先立ってウェブトゥーン作家として多くの読者と会ったため、ヨン・サンホ監督の絵を見ると主人公を想像することができる。現実に存在するものの、非現実的なビジュアルといえばいいだろうか。
そのなかで最近、最も多くの質問を受けるのはコン・ユとカン・ドンウォンだ。ヨン・サンホ監督は「コン・ユとカン・ドンウォンは2人とも良かった。いずれも気さくだが、違うとことがある」と説明した。
ヨン・サンホ監督は2人の俳優について語った。
まずコン・ユについては「『新感染』の撮影現場では、コン・ユと親しい俳優があまりにも多かった。そのため班長みたいに全体の雰囲気を作ってくれ、円滑に撮影できた」と述べた。それとともに「『半島』を準備しているときにコン・ユと会った。“とても気になってシナリオを見た”と言ってくれた。主人公にはカン・ドンウォンという話を先にしてくれた。実際にコン・ユはたくさんの応援をしてくれる」と感謝した。
カン・ドンウォンもヨン・サンホ監督にとって特別だった。彼はカン・ドンウォンについて「まったく堅苦しくない俳優」とし、「監督の話をよくキャッチして表現してくれる俳優だった。また体だけを使うのではなく、感情表現までうまく、“映画的な感覚”がかなり良かった。撮影をしながら良い意見をたくさん提示してくれ、カン・ドンウォンの意見がこの映画にはたくさん入った。アクションも本当に上手で、代役の撮影もほとんどなかった」と満足感を示した。
ヨン・サンホ監督が俳優を見つめる視線は独特だ。単に外見だけを見ていない。そのため前出のトップ俳優以外で、彼が注意深く見ている俳優が気になった。
ヨン・サンホ監督は「まず『半島』のク・ギョファンがいる。とても俳優らしい顔だ。引き続き、何かを一緒にしてみたい俳優だ。またドラマ『梨泰院クラス』に出演したリュ・ギョンスもいい。あのドラマを見ると、俳優がとても良かった。この2人もまた漫画のような要素がある」と明かした。
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