2PMとBrave Girls、「YouTubeで再ブレイク」の2組がカムバックで見せた強い存在感

2021年07月05日 K-POP

ユーチューブがきっかけで再ブレイクしたK-POPアイドルたちの活躍が続いている。

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ユーチューブは今やトレンドの中心であり、動画プラットフォーム以上の役割を果たしている。

2PMが2015年にリリースした『My House』、Brave Girlsが2017年にリリースした『Rollin’』が再ブレイクした理由はユーチューブだった。『My House』はステージ映像や密着カメラのジュノが絶大な支持を得て、『Rollin’』は軍慰問公演の映像などが注目され、歌唱力と実力で再び人気を集めた。

『My House』と『Rollin’』は、ユーチューブを通じて音源チャートでも再ブレイクを果たした。すると既存のメディアも動き出し、Brave Girlsは空白期だったのにもかかわらず、『Rollin’』とともに再ブレイクした『We Ride』で音楽番組に再登場したのだ。

また、再ブレイク当時ウヨンとジュノが兵役中だった2PMは、テギョンやJun.Kなどすでに除隊したメンバーや兵役免除を受けたメンバーが、ライブ配信などを通じて再ブレイクに対する感謝を伝え、ファンとのコミュニケーションを図った。

単発のブームに終わらない熱狂ぶり

とある歌謡界関係者は2PMやBrave Girlsの再ブレイクについて、「音楽の消費形態がオンライン音源サイトに集中し、多くの音楽が流れ込んできているので、新曲を出すスピードが速くなっている」と背景を説明。

続けて、「その流れに疲れたりついていけなくなったりした世代が、今まで聞いていた音楽やステージの大切さを語り、これについてユーチューブのコメントやコミュニティで表現して共感を得ているため、“導かれる曲”にスポットライトが当たったのではないかと思う。単に“良い歌なのに残念”を通り越して、新しい1つのメディア、話題の題材になっているのではないか」と自身の見解を示した。

両グループともに、再ブレイクにとどまらずいち早く新曲をリリースして活動を続け、ロングランの礎を築いたことも注目を集めている。

Brave Girlsは去る6月17日、新曲『Chi Mat Ba Ram』が収録された5thミニアルバム『Summer Queen』をリリースした。そのアルバム名からもわかるように、爽快感あふれるサマーソングでカムバックし、夏の歌謡界のクイーンになるという抱負を込めた。その後、SBS MTV『THE SHOW』で1位を獲得するなど、単発のブームではなかったことを自ら証明してみせた。

(写真提供=Braveエンターテインメント)Brave Girls

兵役や個人活動などで5年間の空白期間があった2PMも、再ブレイクのおかげで完全体でのカムバックを果たすことができた。

2PMはすべてのメンバーが除隊した後、新しいアルバム制作に乗り出し、去る6月28日に7thフルアルバム『MUST』を発売した。ミニやシングルではなく、フルアルバムでファンの長年の渇きを癒した。

再ブレイクを巻き起こした『My House』はJun.Kの自作曲だったが、『MUST』のリード曲『Make it』はウヨンの自作曲だ。『MUST』はリード曲以外に収録曲の大多数がメンバーによって作られ、『My House』のアコースティックバージョンも収録されている。

これまで“野獣アイドル”の修飾語の裏に隠されていた、アーティストらしい一面も感じることができるアルバムだ。大きな期待感の中、むしろ力を抜いた曲と振り付けは、トレンディに完成した。一層成熟した2PMの姿に出会うことができる。

(写真提供=JYPエンターテインメント)2PM

もっとも、単純なアルバム販売量や音楽サイトの順位以上に、両グループがアルバムを出してカムバックをしたことだけでも大きな意味がある。毎週のように新しいカムバックチームが殺到し、さらに激しさを増すアイドル市場で、依然として存在感を発揮しているからだ。最近では各種バラエティや広告まで決まるなど、ロングランを続けている。

また、既存のファンだけでなく、ユーチューブで2PMやBrave Girlsを知った大衆が、熱烈的なファンになりつつあることも好意的だ。

これについて関係者は、「多数のネットユーザーが押し上げたアーティストがカムバックして活動するようになると、ある程度満足感を感じるため、良い成績が出せるようだ」とし、「再ブレイクが上手くいった際に“やはり私の目と耳は間違っていなかった”と抱く心理も、今回のブレイクに影響を及ぼしたようだ」と打ち明けた。

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