Netflix新作『キングダム:アシンの物語』の脚本家が明かしたテーマは?「蔑視と冷遇の対象だった者たちが主役」

2021年06月25日 話題 #Netflix #韓国ドラマ

Netflixオリジナルシリーズ『キングダム』のスペシャルエピソードである『キングダム:アシンの物語』(以下、アシンの物語)が、朝鮮を襲った巨大な悲劇の始まりを知らせた。

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『キングダム』シーズン2のエンディングは驚きそのものだった。巨大な災いは終わったものの、視聴者はさらに大きな疑問に直面したのだ。

エンディングで鈴の音とともに世子一行の前に姿を現した女性は誰か。世界中の視聴者の好奇心を掻き立てた彼女の正体と疫病の起源が、『アシンの物語』でついに明かされる。

「アシンの物語は『恨』(韓国語読み=ハン/恨めしくてわだかまりがあること)に対する物語だ」と紹介した脚本家のキム・ウニは、「以前のシリーズでは支配階級の選択が決定的な役割を果たしたが、今回は持っていない者たち、最下位の階級が主役になる」と伝え、新キャラクターたちの登場を予告した。

冷たい性質を持つ「生死草」の特性を追って北方地域について調査していたキム・ウニは、朝鮮・世宗時代に軍事目的で豆満江地域に6鎮を開拓したのち、第5鎮の城下に居住させて朝鮮の垣根にした野人たちの話に注目した。

「城底野人」と呼ばれた彼らは、朝鮮から物資を提供される代わりに別の野人を侵入に備える防御策になっていた。しかし、どこにも属さない異邦人だった彼らは、蔑視と冷遇の対象だったという。

『アシンの物語』は「城底野人」だったアシンが、病気の母親のための薬草を探し求める途中、生死草を発見することから始まる。やがて家族を失って1人残されたアシンは復讐を誓いながら苦痛の日々を過ごすことに。

(写真=Netflix)

キム・ソンフン監督は「アシンの物語のテーマは1人の人物と集団の『恨』だ。その感情が最も集約されてた人物がアシン」と話した。

『アシンの物語』に対し、キム・ウニとキム監督は「これから続く物語の始まりで」「『キングダム』が進むための踏み台」と話しているだけに、さらに多彩な展開を見せていく『キングダム』と『アシンの物語』にも期待が高まる。

『アシンの物語』は、来る7月23日からNetflixで配信される予定。

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