わずか1年で194ランクアップ…TWICEのグローバル活動の歩みを振り返る

2021年06月22日 K-POP #TWICE

6月20日(米現地時間)、TWICEの最新アルバム『Taste of Love』はビルボードの3大メインチャートである「ビルボード200」で6位を獲得した。この記録は歴代K-POPガールズグループのミニアルバム史上最高順位であり、TWICEとしても最高記録だった。

このように世界を舞台に活躍を見せているTWICEだが、彼女たちの本格的なグローバル活動はおよそ2年前から始まった。

時はさかのぼり2019年7月、TWICEは米ロサンゼルスにある「THE FORUM(ザ・フォーラム)」で初のアメリカ単独ライブを開催。エルヴィス・プレスリー、ジャクソン5、フレディ・マーキュリー、レディー・ガガといったポップスターたちが立ってきたTHE FORUMでアメリカツアーのスタートを飾ったTWICEは、K-POPを代表するガールズグループとして会場に訪れた現地ファンを魅了していた。

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世界的グループへと成長

(写真提供=JYPエンターテインメント)2019年のアメリカツアー

続く2020年2月には、米トップレーベルの1つである「Republic Records」と戦略的パートナーシップ締結を発表し、世界進出を本格化することに。ビルボードが4年連続No.1レーベルに選定した「Universal Music」傘下のRepublic Recordsは、TWICE所属のJYPエンターテインメントを“K-POP最高レーベル”と評価し、両社はTWICEを通じて全世界にK-POPの新たな未来を披露するという計画を明らかにした。両社のタッグは米経済紙「Forbes」などの現地主要メディアが大きな期待を寄せたほどだった。

そして去る2020年6月、TWICEは9thミニアルバム『MORE & MORE』が「ビルボード200」で200位にランクインし、アメリカでの成果を結実させることに。初チャートイン直後には現地ファンの愛に応えるため、8月に『MORE&MORE』英語詞バージョンをリリースするなど、様々なグローバルプロモーションを展開していった。

また同年12月にはアルバム『Eyes wide open』が「ビルボード200」で72位を達成し、「ワールドアルバム」2位、「トップアルバムセールス」12位をはじめ、アーティストの成績を総合的に集計して順位をつけるもう1つのビルボードメインチャート「アーティスト100」で73位を記録するなど、注目すべき上昇ぶりを見せている。

(写真提供=JYPエンターテインメント)『Eyes wide open』コンセプトフォト

2021年1月には『CRY FOR ME』がビルボードの「ワールドデジタルソングセールス」チャートで首位に立ち、米TIME誌が主催するライブイベント『TIME 100 Talks』のクロージングステージを飾ることに。4月には米NBCの人気番組『The Kelly Clarkson Show』に出演し、世界標準のグループであることを改めて立証している。

驚くべき成長率

おそして来る2021年6月、TWICEは10thミニアルバム『Taste of Love』で「ビルボード200」で6位を記録。ちょうど1年前に初めてチャートインした200位から194ランクもアップしたことに加え、「トップアルバムセールス」チャートではなんと首位に立ったのだ。

この驚くべき活躍にビルボードはもちろん、「Rolling Stone」「NME」といった老舗音楽メディアもスポットライトを当てざるを得なかったほどだ。

JYPエンターテインメントはアーティストとファンとの絆を重要視する、コミュニケーション戦略でグローバルプロモーションを本格化させたことが、大きな役割を果たしたことを証明。TWICEがさらなる目標に向かって突き進む姿は、K-POPグループのロールモデルとして確固たる地位を築いたと言える。

(写真提供=JYPエンターテインメント)『Taste of Love』コンセプトフォト

この姿勢は実際の行動にも表れている。『Taste of Love』が6位に入ったと報じられた際、TWICEはSNSを通じて「これは全てONCE(TWICEファンの総称)のおかげ。私たちと“一緒に”にいてくれて本当にありがとうございます!」という心のこもった言葉をファンに贈っている。

このように、デビュー以降も大事にしてきたファンとの絆や継続してきたコミュニケーションは、TWICEが継続的に成長する最大の力となっているようだ。

JYPエンターテインメントは今後もRepublic Recordsとの協業を拡大し、世界に向けて多角的なコンテンツを送り出す見通しだ。グループの最大の強みであり、アイデンティティでもあるファンとのコミュニケーションをベースに、アーティストとファンがともに成長を遂げるという抱負は、TWICEの次の歩みに大きな期待を寄せている。

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