“強烈なスリル”と“究極の没入感”、ナ・ホンジン監督の新作ホラー『ランジョン』の期待ポイント

2021年06月08日 映画 #韓国映画

映画『チェイサー』『哀しき獣』『哭声/コクソン』のナ・ホンジン監督が企画・製作したホラー映画『ランジョン』(邦題『女神の継承』バンジョン・ピサンタナクーン監督)が、世界中から熱い注目を浴びている中、本作の配給会社SHOWBOXが期待すべきポイントを公開した。

『ランジョン』はタイの山奥、シャーマニズムが脈々と受け継がれている巫女家系が送る3カ月間の記録が描かれた作品だ。タイトルの“ランジョン”とは、タイ語で“シャーマン”“巫女”を意味している。

まず1つ目のポイントは、ナ・ホンジン監督とバンジョン・ピサンタナクーン監督の邂逅だ。『コクソン』(2016年)以来の新作となるナ・ホンジン監督は、『ランジョン』の企画と制作はもちろん、自らシナリオ原案を執筆したという。

(写真提供=SHOW BOX)

そして演出には映画『心霊写真』でタイホラーの可能性を切り開き、『愛しのゴースト』ではタイの歴代興行1位を記録した新進気鋭のバンジョン・ピサンタナクーン監督が演出を担当したことで、制作初期段階から世界的な関心を集めていた。

◇韓国公開前から海外での配給が決定

加えて『パラサイト 半地下の家族』『お嬢さん』などを配給したフランスの「Jokers Film」が、韓国で公開される前に早くもフランスでの配給決定のニュースが報じられるやいなや、海外の映画専門メディア「Variety」もこれをいち早く取り上げ、世界中から関心を受けていることを裏付けた。

それだけでなく、韓国で公開された1次予告が映画ファンたちの多様な解釈を引き出し、ネット上を盛り上げている。今夏の韓国劇場街を虜にする話題作として、必見の作品だ。

そして2つ目の期待ポイントは、“タイのシャーマニズム”という珍しいテーマだ。巨大な山脈と川に囲まれたタイ北東部、深い霧の上に広がる離散地域の風景から始まる本作は、代々神降ろしを受けてきた巫女の家を中心に、謎の展開が繰り広げられる。

(写真提供=SHOW BOX)

家、森、山、木、田畑まで、存在する全てのものに魂が宿っていると信じる離散地域の人々の信頼は、宗教が誕生する前から深く根付いた土着信仰で、目に見えるものが全てではない空間で繰り広げられる物語に対する好奇心を刺激する。

村のあちこちに点在している神を祀るお堂や供え物、深い森の中心に鎮座している石像などが異国的な情景と調和し、観客を『ランジョン』の独特で奇異な世界へ引き込むことだろう。

“強烈なスリル”と“究極の没入感”

そして3つ目の期待ポイントは、受け継がれる巫女家系の話がもたらす“強烈なスリル”と“究極の没入感”だ。

(写真=映画『ランジョン』スチールカット)

離散地域で代々、先祖の神を祀ってきた巫女は、ある日甥のミンに発症した異常な症状が尋常でないことを直感する。原因が分からないまま深刻化するミンの変化と相次ぐ謎の現象は、一瞬も油断できない引き込まれる展開となっており、スリルと恐怖で没入度を引き上げるはずだ。

今夏の韓国を虜にする期待作として注目すべきポイントを公開した『ランジョン』は、これまでにない恐怖とスリルで観客を圧倒するだろう。

期待のホラー映画『ランジョン』は、7月の韓国公開を皮切りに全世界に公開される予定だ。

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