「いつかは落ちてくる。浮かれずに、傷つかないように着実に自分たちの道を進みたい」
去る1カ月間、Brave Girls(ブレイブガールズ)が向き合った現実は、映画よりも劇的だった。2月末に解散を話し合ったが、そこから華麗な全盛期を迎えるとは、誰が予想できたであろうか。
【画像】Brave Girls、ブレイクのきっかけとなった動画とは?
Brave Girlsは4年前に発表した『Rollin'』が今になって大ヒットし、K-POP界を席巻している。
そもそもBrave Girlsは、音楽プロデューサーのブレイブ・ブラザーズが代表を務めるBraveエンターテインメント所属のガールズグループとして2011年にデビューしたが、長らく無名時代を過ごした。しかし、その努力が光を見たのだろうか。一瞬でK-POP界に突風を巻き起こし、現在は頂点に立った。
メンバーたちも「人生逆転」と表現するほど、今の状況が信じられない様子だった。
ミニョンは「一生味わえないことをまとめて経験しているようだ。奇跡が起きたようだ」と話した。ユナは「少しなまけたいと思ったときは、今この時間を思い出すことになると思う。自分がもっと頑張ろうというエネルギーになるようだ」と、気を引き締めた。
Brave GirlsはYouTubeチャンネル「ビジターVIDITOR」がアップした国防TVの『Rollin'』のステージ映像を通じて注目を集めた。最初は軍隊で慰問ステージを広げたBrave Girlsに軍人を中心に関心を集めたのだが、徐々に一般人まで浸透し、現在は各種音楽チャートと番組で1位となったことはもちろん、テレビや広告業界まで注目している。
ミニョンは「初心を失うと落ちてしまうようだ。新しいファンの方々がたくさん生まれたが、私たちをここまで押し上げてくれた国軍将兵たちを絶対に忘れず、これからも着実に慰問公演は行きたい」と語った。
Brave Girlsの“大逆転”はK-POP界を超え、「希望」というキーワードに通じた。ミニョンは「私たちが逆転する姿を見て希望と勇気を感じると、一日に数十、数百のダイレクトメールが届く。未来に対する確信がなく大変だが、お姉さんたちを見て力になるという話をしてくれるのだが、その言葉を聞いてむしろ私たちが力を得ている。私たちがもっと頑張ろうというプレッシャーも生まれた」と話した。
『Rollin'』ブームに乗ってテレビ関係者の交渉したい順位1位に急浮上したBrave Girlsは、tvNの『You Quiz on the Block』、SBSの『ランニングマン』、MBCの『全知的おせっかい視点』など様々なバラエティ番組に出演し、その人気を実証している。
新たに出演したいバラエティ番組としてMBCの『遊ぶなら何する』を選んだユジョンは、「『You Quiz on the Block』から『ランニング万』まで、ユ・ジェソク先輩の2つの番組に出演したのだが、『遊ぶなら何する』で“ユ・ジェソクライン”を固めたい」と笑った。
ミニョンは「私たちはみんな運動が好きなので、活発な姿をお見できるバラエティ番組に出演したい。『本物のサナイ』に出て、30代の力をお見せしたい」と冗談を言った。ウンジは「ビューティーやファッションに関心が高いので、そのバラエティに出てみたい」と付け加えた。
2011年にデビューしたBrave Girlsは、紆余曲折が多かったグループだ。メンバーの交代も多かったし、2016年に合流した現メンバーも逆転を狙ったが、容易ではなかった。それでも全国津々浦々に自分たちを呼んでくれる軍隊の慰問公演に通い、土ぼこりが舞う小さなステージでも笑顔を忘れずに最善を尽くすメンバーの努力は、数年が過ぎて実を結んだ。
ユジョンは「近づきやすい親しみやすさのおかげだと思う。私たちの率直な姿を見て共感し、好いてくれるようだ」と人気の秘訣を自評した。
紆余曲折の時間を過ごした苦労と、ガールズグループとして苦味を経験したBrave Girlsは、今の人気に浮かれるよりも、今後ブームが去ったときの時間を謙虚に対処する準備をしていた。
ユジョンは「ゴロゴロと転落していくよりも、階段のように格好良くしっかりと降りていければいいだろう。苦労をたくさんしてきたので、落ちても大きく失望しないと思う」と笑った。ミニョンは「睡眠も2時間くらいしかとれず、体が疲れているのも事実だ。でもこんなに急に多くの愛を受けたことに対する恩返しをするためには、努力するしかないと思う」とし、「私たちはこのバブルがいつでも弾けると常に考えている。だからハードに動いている」と述べた。
大逆転の神話を成し遂げたBrave Girlsに集まるもう一つの関心は、まさに収益的な部分だ。
それに言及すると、「私たちも期待している」として明るく笑うメンバーたち。ユジョンは「まだ精算できていないので大きく変わったところはない。スケジュールだけ多くなった」とし、「どうしても私たちは年齢があるので、最も気になる部分でもある。会社でも早く精算しようと努力してくれている。私たちも最初の精算にたくさん期待している」と笑った。
次のステップへの関心も高い。『Rollin'』に続き、『We Ride』までのチャートを逆走しているBrave Girlsは最近、ブレイブ・ブラザーズが新曲を準備中だと明らかにし、その関心がさらに高まっている。
Brave Girlsは現在、忙しい活動のなかでも来る夏に向けて新曲発売を準備中だ。『Rollin'』の成功に満足せず、次を緻密に準備し、ブームを継続させていこうという計画だろう。ブレイブ・ブラザーズが過去、SISTARにサマークイーンという愛称を与えたヒット曲メーカーというから、今回のBrave Girlsの夏新曲に対する期待感もさらに大きくなっている状況だ。
SISTARから今後バトンタッチするサマークイーンという修飾語について、ミニョンは「とても素晴らしい先輩たちなので、私たちがそのポジションになれるか、負担が大きい」とし、「私たちも夢見てきたことだから、ぜひ成し遂げたい。第2の何かではなく、ただBrave Girlsとして評価されたい」と覚悟を明らかにした。
今後、聴かせたい音楽についても話した。
ユナは「4人の多種多様な声が魅力的だと思っていて、その強みをよく聴かせることができるテンポの曲や、落ち着いたスタイルの曲をやってみたい」と話した。ユジョンは「バラードとR&Bもやってみたい。社長がプロデューサーなので良い曲が多く、まだ光を見られていない曲がとても多いというのが私たちの強みだ。今すぐセクシーで清涼感のあるコンセプトをしたいが、機会があれば、より多様なジャンルもやってみたい」と付け加えた。
決して高い年齢ではないが、現役ガールズグループとしては30.5歳という比較的高い平均年齢のBrave Girls。ミニョンは「ガールズグループの寿命もあるし、私たちは年齢も高いので、“私たちはもう駄目ではないか”という気がして、その部分が最も大変だった」と打ち明けた。
それでも持ちこたえることができたのは、歌とメンバーに対する確信だった。ミンジョンは「私たちの歌だけのカラーがあり、メンバーに対する確信があった。いつが私たちの魅力を見せられる日が来るのではないかと大変でも耐えた」と述べた。
ユジョンも「脱退も多く、紆余曲折が多かった。そうやって出会った4人のメンバーが本当によく合って、たくさん期待ができた」とメンバーに感謝の気持ちを伝えた。
Brave Girlsの今後の夢は何か。ウンジは「Brave Girlsは近々、早く良いアルバムでカムバックして、新しい曲で1位を狙ってみたい。また、授賞式に一度も行ったことがないので、行ってみたい」と思いを込めた。ユナは「夢の夢だが、この幸福感やプレッシャーを持ちながら、ずっと発展していくことが夢だ」と語った。
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