韓国の新作ドラマに“ダークな”主人公が続々登場!「主人公=善人」設定はもう古い!?

“悪役のようで、悪役ではない”男性主人公たちがやってくる。

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初回放送を2月20日に控えたtvN新ドラマ『ヴィンチェンツォ』(原題)では、俳優ソン・ジュンギが“悪役より強いやつ”という枕詞付きで登場。組織に裏切られて韓国に渡ったイタリアのマフィア弁護士として、冷酷な“ダークヒーロー”に変身する予定だ。

これまでは乙女心をくすぐる役が多かったソン・ジュンギの“黒化”に、多くの関心が注がれている。

tvNドラマ『ヴィンチェンツォ』(原題)キャラクタービジュアル

一方、歌手兼俳優のイ・スンギもtvN新ドラマ『マウス』(原題)でダークな魅力を放つ。

同作は、町の巡査を務める青年とアウトローな刑事が、サイコパスのうち上位1%・プレデターを追う“ヒューマン・ハント”作品だ。イ・スンギ扮する巡査チョン・バルムは、人生最大の事件によって運命がガラッと変わってしまう人物。イ・スンギの新しい姿にも期待が集まっている。

tvNドラマ『マウス』(原題)キービジュアル

今年の下半期には俳優チソンがtvNドラマ『悪魔判事』で帰ってくる。貪欲な権力者たちを容赦なく罰する“法廷ショー”をテーマにする同作で、チソンはショーを主導する悪魔判事カン・ヨハンに扮する。「はたしてカン・ヨハンはみんなのヒーローか、法官の仮面を被った悪魔か」という質問を投げ掛けながら、ドラマファンの知的好奇心を掻き立てる予定だ。

「主人公=善人」だった韓国ドラマも変わりつつある。

とあるドラマ関係者は「最近の視聴者は立体的な人物に魅力を感じる。なので善人よりはむしろ悪役に熱狂したりもアウル。以前、「チャドナム」(冷たい都会の男の略)が主人公として人気だったように、今年は“黒化”した男性主人公が流行りそうだ。納得のいく“ダークな”魅力でアピールすると思われる」と分析した。

他の関係者も「不条理な現実を描きながらもどかしい気持ちになるが、これを現実的な方法では解消しにくいし、そんなふうにドラマを描いても面白くない。ダークヒーローが登場して戒めてくれれば痛快さやカタルシスを感じられる点で、このようなキャラクターが多く登場しているようだ」とコメントしている。

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