新型コロナウイルスの危機を一度乗り越えた韓国のテレビ業界が、新型コロナ感染の再拡大で打撃を受けている。
8月19日にはKBSドラマ『どいつもどいつだ』(原題)に出演中の俳優ソ・ソンジョンの陽性判定が報じられ、その翌日にはソ・ソンジョンと舞台で『チャンポン』に共演するホ・ドンウォンとキム・ウォンへが陽性判定を受け、波紋が広がっている。
劇団「SAN」によると、41人の参加者のうち上記の3人を含む15人の陽性者が確認され、19人が検査待機および結果待ちのため、今後も陽性者が追加発生する可能性が高いという。
ソ・ソンジョンとホ・ドンウォン、キム・ウォンへの陽性判定によって、彼らと接触した俳優およびスタッフも検査を受けた。そしてドラマの撮影も次々と中止となった。
『どいつもどいつだ』は、撮影を中止して全制作陣が検査を受けた結果、陰性判定を受けた。ホ・ドンウォンが出演するKBSドラマ『ドドソソララソ』は8月19日に撮影を中止。コ・アラ(Ara)やイェ・ジウォンら主演俳優とスタッフが検査結果を待っている。
キム・ウォンへと接触したキム・ヒジョンも、検査結果を待っている。彼女が出演中のJTBCドラマ『場合の数』(原題)のほか、同局の新作ドラマ『Run on』と『私生活』も俳優とスタッフらの安全のために撮影中止となった。
陽性者と接触した関係者の検査結果は8月21日に分かる予定。ドラマの撮影は全面中止になったなか、彼らの検査結果に注目が集まっている。ドラマの場合、事実上の2次感染が懸念されるなか、感染が多発する可能性もあるため、業界の緊張感が高まっている。
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