韓国のラッパー、チェ・ハミン(Osshun Gum)が過去の過ちを振り返り、深い反省の思いを語った。
1月10日、YouTubeチャンネル「ワンマイク」では、「精神疾患を抱えていた『高等ラッパー』チェ・ハミンに会った…“今の彼女が僕の人生の救い”」というタイトルの動画が公開された。
チェ・ハミンは近況について、「最近は他の人たちと同じように働いています。全州(チョンジュ)の家具工場で組み立ての仕事をしています。組み立て作業を学びたくて、その部署で働いています。去年の2月から始めたので、今で10カ月目です」と明かした。
続けて、ヒップホップサバイバル番組『高等ラッパー』出演後の生活を振り返り、「番組が終わってから6カ月ほどはイベントにたくさん呼ばれて、とても忙しかった。その時はそれが大きなプレッシャーになっていた。どんな音楽を作るべきか悩みすぎて、大衆的なものも自分らしさもどちらも見せられなくなり、結果的に人を失望させる曲を出してしまった。そこから少しずつ忘れられていった気がする。その頃から体調を崩し始めたのだと思う。今の病名は双極性障害だが、正確にいつから始まったのかは分からない。自分自身が異常だということに気づいていなかったから」と語った。
さらに、「診断を受けたのは、路上で消防隊員や警察に保護され、強制入院になった時だった。親が入院が必要だと判断してくれて、病院で双極性障害だと分かり、その時から治療を始めた。今振り返ると“なぜこんなことをしていたのか”と、自分でも取りつかれたようだったと思う」と後悔の念を示した。
また、精神的に不安定だった時期にインスタグラムへと投稿した内容についても謝罪している。「車から飛び降りた、田んぼの水を飲んだといった内容を想像で書いたことがある。正気に戻った時にはすでに広く拡散されていて、きちんと説明できなかった。事実ではない内容で、不快な思いをさせてしまった方々に、この場を借りて謝罪したい」と頭を下げた。
とりわけ大きな問題となった“未成年への性加害”事件についても改めて謝罪した。チェ・ハミンは2022年に同容疑で告訴され、懲役1年6カ月、執行猶予3年、保護観察2年、3年間の児童・青少年および障害者福祉施設への就業制限の判決を受けた。それ以前の2021年には重度の精神障害と診断され、約70日間精神病院に入院していたという。心神耗弱状態での偶発的犯行であった点などが量刑に考慮されたと伝えられている。
これについてチェ・ハミンは、「言い訳にはならないが、当時は双極性障害が最も深刻な時期だった。すべて自分の過ちであり、深く反省している。事情を説明すれば、それ自体が言い訳になるから話したくない。今も芸能活動は自粛しており、被害者の方には本当に申し訳ない。二度と同じことが起きないよう、治療を受けながら社会の一員としてきちんと生きるため努力している」と述べた。
彼はまた、病気を乗り越える過程で現在の恋人の存在が大きな支えになっていると明かした。「通院の際も彼女が助けてくれる。“この時ちょっとおかしかったよ”と言ってくれたら、それを医師に伝えて薬を調整してもらう。躁状態が強ければ増やし、落ち込みすぎれば減らす。そうやって今は安定して服薬している」と説明した。
さらに「彼女に出会ってから目が覚めた。彼女にふさわしい人間になりたいと思った。自分よりもずっと素敵な人だから、合わせなければいけないと。彼女は、誰もいなくなった時にそばにいてくれた唯一の人。だから愛を表現したいし、ラブソングも作りたい」と語った。
また、労働に対する価値観の変化についても触れ、「簡単にお金を稼げると思っていたが、彼女が一生懸命働く姿を見て、自分も9時から6時まで働く生活をしてみたくなった。“自分で選んだのにこんなに大変だ”と言ったら、“みんなそうやって生きている”と言われた。20代前半で知るべきことを今になって学んだ」と振り返った。
音楽活動については、「今は復帰を考えていない。もっと自粛すべき人間だと思っている。音楽で成功しなければという考えもない。仕事は仕事、音楽は趣味。仕事終わりには運動をして、少しずつ曲を作り、彼女に聴いてもらう。遊びのように音楽を続けたい」と語った。
最後に、「『高等ラッパー』が成功で、今は失敗という考えはない。一度ピークがあっただけで、これからも続けていけばまたピークは来るかもしれない。苦しい時期があったからこそ努力するようになれた。その後悔が今の自分を動かす原動力になっている」と締めくくった。
(記事提供=OSEN)
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