メンバー脱退が取り沙汰されているガールズグループNewJeans(ニュージーンズ)をめぐる紛争が、予想外の方向へと拡大した。
一部のファンが、世界でYouTubeチャンネル登録者数1位を誇り、年間1兆ウォン(約1000億円)以上の収益を上げるユーチューバー、ミスタービースト(MrBeast)に直接支援を求めたのだ。
最近、ミスタービーストのTikTokコメント欄には「ダニエルを助けてほしい」「NewJeansを救ってほしい」といったメッセージが相次いで投稿された。一部のファンはさらに踏み込み、NewJeansの所属事務所ADORの親会社であるHYBEを買収してほしいという要求まで残した。
ファンダムの要求が現実性を逸脱した段階に至ると、英メディア『EMPIRE』がこの現象を記事として取り上げ、ミスタービーストは当該投稿に「What do I need to do?(何をすればいいのか)」という短いコメントを残す事態にまで発展した。
この一言の反応は、即座にオンライン上で話題となった。
世界的な影響力を持つ人物がNewJeansの問題に直接言及した点について、「当惑する状況だろう」という反応と、「ファンの切迫した思いがここまで及んだ」という解釈が同時に示された。
事態の発端は、NewJeansとADORの間の法的紛争だ。1審では裁判所がADOR側の主張を認め、その後、ハニ、ヘリン、ヘインなど一部メンバーはADORとの協議を経て復帰の意思を明らかにした。
しかし、ダニエルについては、ADOR側が専属契約に抵触する活動および是正要求の不履行を理由に契約解除を通知した。一方、もう一人のメンバーであるミンジについては、今後の対応をめぐり協議が続いているとされる。
ADORはダニエル本人だけでなく、家族、さらに“NewJeansの母”と呼ばれるミン・ヒジン前代表に対しても法的責任を問う姿勢を示している。この過程でファンダムの反発は次第に激化し、ついには世界最大のユーチューバーにまで支援を求める状況へと広がった。
もちろん、ミスタービーストが実際に企業買収に乗り出す可能性は現実的とは言い難い。だが、世界的ユーチューバーの名がこの騒動に持ち込まれたという事実そのものが、NewJeansファンの焦燥と切迫感がいかに極限まで高まっているかを物語っている。
◇NewJeans プロフィール
2022年7月22日にミュージックビデオを公開し、電撃デビューした5人組ガールズグループ。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートインした。
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