映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が韓国公開18日目に観客動員数400万人を超えた。
今年3番目の400万突破作品であり、2025年の興行収入トップ3の成績だ。歴代日本アニメーション興行順位まで更新し、毎日新記録を打ち立てている。
韓国映画振興委員会の映画館入場券統合電算網によると、去る9月8日16時15分基準で『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(以下、『鬼滅の刃』)は累積観客動員数400万人を超えた。同日の最終スコアは401万2070人だ。
『鬼滅の刃』は、8月22日に韓国で公開され、9月8日まで18日連続でボックスオフィス1位を記録している。
これに加え、先に393万1252人を動員した映画『君の名は。』(2016)を抜いて、歴代日本アニメーションの韓国興行順位3位となった。2025年の全体興行収入3位に続き、歴代日本アニメーションの順位まで塗り替え、大ヒット中だ。
これで『鬼滅の刃』は累積観客動員数490万人の映画『THE FIRST SLAM DUNK』(2023)と558万人の『すずめの戸締まり』(2023)の記録を超えるのみとなった。
特に、『鬼滅の刃』は今年最高オープニングスコアかつ歴代日本アニメーション最高オープニングスコアを記録した。また、公開2日目に観客動員数100万人、10日目に300万人突破と、相次いで新記録を打ち立て、成績を伸ばし続けている。
公開4週目に入った『鬼滅の刃』は、安定的な週末観客動員数を維持している。最初の週末だけで観客162万人を動員した同作は、2週目に80万人、3週目には49万人を動員した。
来る9月24日、パク・チャヌク監督の新作であり大作である『仕方がない』(原題)の公開前までは、大きな競争相手がおらず、ロングランヒットの可能性も予想されている。
これと同時に、9月8日、映画産業活性化のために韓国政府が支援する第2回韓国国民映画観覧割引券が発給され、劇場に向かう観客も増えるものと見られる。
9月9日10時30分基準で『鬼滅の刃』は、リアルタイム予約率19.6%で全体2位を占めている。これは同作の人気が続いていることを意味している。
このような現象に関連して、映画界の関係者は「映画館の危機のなか、ヒット作の登場が嬉しい。沈滞した雰囲気に活力を与えている」と伝えた。
また別の関係者は、「作品そのものがMZ世代に好評の人気作だ。ここにクオリティと面白さ、口コミまで加わり、ヒットし続けている」と説明した。
『鬼滅の刃』のヒットが劇場に観客を向かわせている。このような勢いが映画館の全体的な盛り上がりにつながるか、関心が集まっている。
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