歌手のイ・スミさん(本名イ・ファジャ)がこの世を去って4年となった。
イ・スミさんは2021年9月2日、69歳で死去した。大韓歌手協会によると、故人はソウル・新村のセブランス病院で肺がんと闘病していたが、息を引き取ったという。
1952年に全羅南道・霊岩(チョルラナムド・ヨンアム)で生まれたイ・スミさんは、1969年に本名のイ・ファジャ名義で歌手デビュー。デビュー曲『あなたは去っても』をはじめ、『遅すぎた後悔だけれど』『夜に泣く鳥』などを発表した。
1972年にリリースした『女子高時代』が大ヒットし、同年にはMBCとTBCの「10大歌手賞」を総なめに。その後も『カワラヒワ』『置いてきた故郷』などで人気を博し、1975年にはTBCの「最優秀女性歌手賞」を受賞した。
さらに『女子高時代』は2001年から2002年にかけて放送された同名ドラマの挿入歌として使われ、リバイバルヒットを記録。1970~80年代の女子高生たちの姿を描いた同作において、彼女の歌はレトロな制服とともに作品を象徴する存在となった。
しかしイ・スミさんは2020年12月、肺がんステージ3と診断され闘病生活に入る。それでも翌2021年5月には楽曲『星が輝くこの夜に』を発表し、音楽への情熱を失わなかったが、診断からわずか9カ月後に世を去り、多くの人々を惜しませた。
訃報が伝わると、後輩芸能人たちも相次いで哀悼の意を示した。なかでも俳優イ・グァンスは自身のSNSに『女子高時代』のアルバムジャケット写真を掲載し、「安らかにお眠りください」とコメントを残し、大きな話題を呼んだ。
(記事提供=OSEN)
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